Commitment
日本の彩り豊かな四季が織りなす気候は、私たちの暮らしと深い関係があります。住まいも例外ではありません。季節に合わせたお手入れポイントを月ごとにまとめてみました。
何かと来客が多い時期です。明るく気持ちのよいお部屋にお客さまをお迎えするために、日頃から気になっていた壁の汚れや黒ずみを、この機会に思い切ってきれいにしてしまいましょう。
住まいの傷みは、発見が早いほど補修も簡単で費用も少なくてすみます。これまでにお手入れ方法をご紹介した屋根、外壁、床をはじめ、浴室、キッチン、バルコニーや、基礎部分、給排水管などの点検を行い、お住まいのお手入れの年間計画を立ててみてはいかがでしょうか?
乾燥する季節でもあり、万が一に備えて、消火器の位置と使い方を家族全員で再確認しておきましょう。
壁や天井のお手入れと同時に、コンセントプラグや住宅用火災警報器のホコリなどを取り除いておきましょう。
また、住宅用火災警報器は定期的に作動点検をしましょう。
なお、メーカーや機種によって点検方法が異なることがありますので、取扱説明書を確認してから点検してください。
外は寒く、家でゆっくりと食事をしたくなる季節ですね。キッチンのお手入れのコツをしっかりとつかんで、いつもきれいに保っておきましょう。
暖房による結露の防止、結露によりたまった水分の掃除をこまめに行いましょう。
冬のお風呂はほっとできる空間のひとつですね。トイレや洗面所と合わせて「水まわり」と言われているとおり、“水”に対する日頃のお手入れが大事な場所です。
家の外まわりをひととおり点検しましょう。また、玄関まわりの掃除、結露などで汚れた窓ガラスも磨いてピカピカにしましょう。屋根や軒樋にたまった枯葉もきちんと取り除きましょう。
一冬お世話になった暖房器具の掃除とお手入れをして、故障があればしまう前に修理をしておきましょう。
気分よく春を迎えるために、部屋の模様替えや壁クロスやカーテンを取替えてはいかがでしょうか?
また、春一番の吹く季節です。家の中に吹き込んだホコリはこまめに掃除しましょう。
住まいの“顔”として、周りの目が気になる玄関。お客さまをお迎えする時も目につきやすい場所です。
春の強風により舞い上がる土ボコリや黄砂などでガラスが曇りやすい時期です。日差しが明るくなり、窓ガラスの汚れも目立ち始めます。晴れた日はガラスを磨いた水や洗剤がすぐに乾き、拭き跡が残りやすいので、曇った日の方がきれいに磨けます。
生垣の刈り込み、植栽の剪定を行いましょう。
剪定とは、樹木が大きくなりすぎるのを防いだり、風通しや日当たりなど、木の健康を維持するために枝を切ることを言います。特に、夏~秋の花木は、3月末~4月が剪定に適した時期です。
畳やカーペットを上げて害虫駆除を徹底的に行いましょう。
また、シロアリにも注意しましょう。羽蟻を見つけたらシロアリかどうか確認し、シロアリの被害が見つかったら大小にかかわらず、専門業者に相談しましょう。(4~7月は羽蟻の活動期です)
障子、ふすま、ドアなど、材質や形状も多様で、インテリアとしても重要な役割を担っている内部建具。
ちょっとしたホコリや汚れも、お客さまの視線が気になりますね。
梅雨に備えて、屋根、雨どい、排水口、ためますなどの掃除・点検をしておきましょう。
草刈り(5月・7月・9月)をしましょう。
また、ホウ酸塩などの木材防虫防腐剤などで、ヒラタキクイムシ(5~6月が活動期)の繁殖を防ぎましょう。
水道は生活に欠かせない重要なライフラインです。
水を大切に使うためには、日頃のお手入れや使用量のチェックが重要になります。
除湿、カビ防止のために、雨天以外は窓や押入れのふすまなどを開け、通風・防臭に努めましょう。
雨が降っている時に、雨漏り、屋根や雨どいの破損・水はけの点検をしておきましょう。
本格的な夏をむかえる前に、水まわりの点検をしましょう。
そろそろエアコンの出番です。フィルターはきれいか?故障はないか?も点検しておきましょう。
日頃はあまり意識することはありませんが、給水と一対で毎日の生活に欠かせない排水設備。
簡単に壊れることはありませんが、日々の掃除や少しの心配りで快適に使用し続けることができます。
梅雨が明けたら、畳を上げた大掃除や畳替えを行いましょう。
エアコンのフィルターも半年に1度掃除をしましょう。
草刈りも行っておきましょう(5月・7月・9月)。
外部の塗装がはがれている箇所は塗り替えをしましょう。7月と10月が最適です。
網戸の点検、取り付け、掃除もこの時期に行いましょう。
ガスは大変便利なものですが、機器の不備や使用法の誤りは、重大な事故につながりかねません。
機器の取扱説明書を読み、正しい使い方をすることが重要ですね。
屋根の状態、雨どい・排水溝などのゴミ、窓・雨戸・門扉のガタつきなどをチェックしましょう。
庭やバルコニーに風で飛ばされそうなものがないか確認しておきましょう。
害虫が発生しやすい時期です。キッチンを清潔にして、生ゴミはこまめに処置しましょう。
家族全員が揃う夏休みなどを利用して、外壁や門扉などの大掃除をしましょう。日射が強いので日光消毒もできます。
住まいには、電気を安全に使用するための電気設備が設置されています。
暮らしの中で、限りあるエネルギーである電気を上手に大切に使うことは、私たちにとって大きな課題です。
冷房器具や網戸の掃除を行い、片付ける前には、点検をして傷みや破損があれば直しておきましょう。
台風の後には、屋根、雨どい、塀、床下など家まわりを点検し、破損個所が見つかったら早めに補修しておきましょう。
防災の日(9月1日)を機会に、地震などに対する住まいの防災対策を確認しましょう。家具の安全策、家の中の整頓のほか、防災グッズや避難場所の確認など、家族やご近所で共有するのもよいでしょう。
秋が深まるこれからの季節は、庭の落ち葉が多くなり、雨どいや排水口などにたまって詰まってしまうことも。台風や強風などの影響を受けていないかの確認や窓ガラス・サッシの溝の汚れなどもきれいに取り除きましょう。
器具やランプが汚れていると、明るさが低下して暗く感じたり、器具やランプ自体の寿命も短くなったりします。特にキッチンやダイニングで使用している照明器具は、料理の油汚れなどが付着しやすいので、しっかり汚れを落としましょう。
秋は落ち葉の季節。庭や家のまわりに散らかった落ち葉を掃除しましょう。また落ち葉が排水口や雨どいの詰まりの原因になるので、日常点検・掃除を心がけましょう。
日々、風雨や埃に晒されている窓ガラス。汚れたままにしておくと、汚れが付着して取れにくくなってしまうので、定期的な掃除を心がけましょう。サッシも長い間掃除せずに放置しておくと、表面に付着した汚れがシミやさびの原因となります。水洗いで取れない場合は、食器用の中性洗剤をぬるま湯で薄め、やわらかい布などを使って洗い落としましょう。レール部分は、刷毛やブラシで溜まった埃や砂を掃き出しましょう。
風雨や直射日光から住まいを守ってくれる外壁。定期的な点検とお手入れ、適切なメンテナンスで、お住まいを長持ちさせましょう。今回は、外壁のお手入れ方法と11月のお手入れのポイントをご紹介します。
本格的な寒さを迎える前に、ストーブやこたつ、エアコンなどの暖房器具の点検とお手入れを済ませましょう。電気器具は電源プラグ、コードの点検を。石油ファンヒーターは着火と燃焼の確認を。器具に埃や汚れが付着したままだと、暖房効率が悪くなったり、不具合が起きたり、器具の寿命を縮めたりします。特にエアコンは、夏の冷房で使ったままだと、カビの心配も。冬は乾燥する季節なので、カビやダニが風邪や喘息など、思わぬ病気の引き金にもなります。お手入れはしっかりしておきましょう。
落葉がいよいよ最終期に入る11月。庭や家のまわりの落ち葉はこまめにお掃除しましょう。雨に濡れてしまうと、見た目にも汚く、掃除もしにくくなるので、早めに取り除きましょう。排水口や雨どいの詰まりもこまめに点検・掃除を心がけ、庭やバルコニーもしっかりお掃除しましょう。
冬本番間近のこの時期に、部屋の衣替えで寒さに備える工夫をしましょう。カーテンを厚手のものに替え、冷たい外気の侵入を防いだり、フローリングにラグや絨毯を敷いて足元を暖かくしたり、障子を張替え、すき間風を防いだり。部屋の暖気を逃さないちょっとした工夫やひと手間で、冬の暮らしはもっと快適になります。
年末年始にお客さまを迎えたり、家族がゆっくりと気持ちよく団欒するために、お部屋や玄関の床のお掃除とお手入れを行いましょう。大掃除で物が整理された時が、お手入れのチャンスです。
本格的に寒さを迎える12月。暖房を使う季節は、壁が汗をかきやすいため(結露現象)、部屋の通風換気をよくするなど温度・湿度の調整を行いましょう。あわせて、押入れ・収納なども忘れずに換気するようにしましょう。また、どんなに注意しても、結露は発生します。こまめに水分を拭き取ることも大事です。
大掃除の時期。スケジュールはなるべく早めに計画し、換気扇やコンロ周りの油汚れなど普段あまりお手入れできないところを中心に順序よく掃除しましょう。また、大掃除の道具は事前に準備しましょう。
大掃除とあわせて各部の点検を行ういい機会です。物を処分した際の収納や床材・カーペットなどは、傷みや劣化の状態も点検しましょう。