
Commitment
ガス設備を長く安全に使うためには、機器を正しく使用することと、定期的な点検が大切なポイントになります。
地中埋設配管により供給される都市ガスと、各住居にボンベを設置して供給されるLPガスがあります。
自分の家でどちらを使用しているかを知り、それぞれの性質を把握しておきましょう。
あらかじめガスの性質に合わせた対処法を知っておき、万が一のガス漏れの際にも、冷静に対処できるようにしましょう。
LPガスは空気より重い性質があります。都市ガスはガス供給会社により、その成分・発熱量・燃焼速度が異なります。ガス漏れ警報機や換気孔の位置は、供給されるガスの性質に対して適切であることが重要です。
製品による違いもありますので、当ウェブサイトの記述と取扱説明書が異なる時は、機器の取扱説明書に従ってください。 何か問題がある場合には、必ずガス事業者に連絡してください。都市ガス利用の場合には、植栽などによるガス管の破損を避けるため、ガスの引込管の埋設位置を確認しておきましょう。
ガス漏れ、管の劣化
ゴム管は、ガス栓とガス機器を接続するガスホースです。劣化により硬化やひびわれなどが起こり、ガス漏れの原因になります。
ガス管に打ち込んである製造年月日を確認して、2年以上経過している場合は、手で触って弾力性を確認してみましょう。硬化やひびわれ、油汚れなどが見受けられたらすぐに交換する必要があります。
都市ガス用のゴム管は、1996年以降、淡いベージュ色の「ソフトコード」(ニューソフトゴム管)に統一されました。それ以前は、青色の「ブルーゴム管」と言われるものが使われていましたが、ソフトコードは汚れにくく、耐油性、耐久性が著しく向上しています。取り替えの目安は、ソフトコードは約8年、ブルーゴム管は約3年です。
なお、露出タイプのゴム管は、長すぎると管が折れ曲がってガスが滞ったり、引っ掛けたりする事故につながるおそれがありますので、適切な長さに切り、ゴム管止めで固定しましょう。
ガス漏れに気づいたら、まずは急いで近くの窓を開けて新鮮な空気を入れましょう。そして、ガス漏れ箇所がわかる場合は、そのガス栓やメーターガス栓を閉めます。
窓を開けるときに、ガスの性質に応じ、LPガスなど空気より重い性質のものは床に近い窓を、空気より軽い性質のものは、天井に近い窓を開けましょう。
また、ガス漏れ箇所がわからない場合は、窓を開けた後、ガスメーターの所にあるメインバルブを閉めます。その後、家族全員で素早く屋外に避難し、ガス事業者の緊急連絡先へ連絡しましょう。
夜にガス漏れを発見した場合、暗いからと言って、あわてて電気をつけたり、換気扇を回したりするのは、火花が散って引火の原因になる場合があり、とても危険です。まずは、窓を開け落ち着いて行動しましょう。
ガス漏れ、管の劣化・腐食
地中に埋設されている亜鉛メッキ鋼管(通称:白ガス管)は、長い時間を経ると腐食していきます。腐食したガス管を長期にわたって使用し続けると、ガス漏れの危険性があります。
現在は、PE(ポリエチレン)管になっていますので亜鉛メッキ鋼管はほぼ使用していませんが、亜鉛メッキ鋼管(通称:白ガス管)をご使用のお客さまは、PE(ポリエチレン)管への交換をオススメします。
敷地内のガス管はお客さまのものになります。注意点でも挙げていますが、時々ガス管の点検を行いましょう。また、増改築など敷地内で工事を行う場合は、埋設のガス管に気をつけましょう。何かございましたら、遠慮なく当社にご連絡ください。