お客さまをお招きして、手料理と囲碁を楽しむ暮らし
将来、お料理教室を開きたいとお考えの奥さまのために、キッチンは3~4人でも作業ができるスペースと動線を確保しています。「浜田山モデルハウスでこのキッチンを見て、ひと目で気に入りました」と奥さま。
マンションから戸建住宅への住み替え
2016年にご結婚された、N様ご夫婦。ご自宅で、囲碁の普及や囲碁を通したシニアの方々との交流に関するお仕事に携わっていらっしゃるご主人と、都心の会社へ通勤する奥さまとのおふたり暮らしです。ご結婚当初は、ご主人が独身の時に購入された中野区のマンションにお住まいでした。そのマンションから戸建住宅への住み替えについて検討を始められたのは、ご結婚後1年が過ぎた頃だったとのこと。
囲碁の講師もしていらっしゃるご主人と、お料理がお得意な奥さまは、これから建てる家について、老若男女の囲碁仲間をご自宅にお招きして、奥さまの手料理と囲碁を楽しむ、そんなホームパーティができる家にしたい、また、将来は奥さまのご趣味を活かしたお料理教室も開きたい、とお考えでした。
ご夫婦で楽しみながらの土地探し
「住んでいたマンションは賃貸ではなかったので、住み替えは急いでいませんでした。よいところによい土地やよい家があれば、という感じでした」とご主人はおっしゃいます。奥さまの通勤の便を考え、また、シニアのお客さまを多くお招きすることを考えて、新居の場所は丸の内線沿線、駅から徒歩5分以内で、とお決めになり、土地や建売住宅を見に行くようになったということです。「他にも、南接道であること、整形地であること、商店街が近いことなどを条件に加えると、なかなか思うような土地は見つかりませんでしたね」とご主人。1年ほどかけて、チラシや住宅情報サイトに掲載されている土地を、ご夫婦でお散歩がてら見て回られたそうです。途中、建売住宅も見学されたそうですが、多くのお客様をお迎えする間取りは建売住宅では難しいと感じ、土地を購入して家は注文住宅で、と早い時期から決めていらっしゃったということです。
土地との出会い
「この土地には、もともとアパートが建っていました。持ち主の方がそのアパートを壊して、土地を売りに出すタイミングで、たまたま僕が前を通りかかったんです。2018年1月下旬でした。運がよかったと思います」とご主人はおっしゃいます。当初予定していた面積より少々広いこと以外は、考えていた条件にぴったりの土地でした。とても気に入ったので、すぐ奥さまにも見ていただいたそうです。奥さまは「考えていたよりも広かったので、予算オーバーだったんです。予算オーバーを理由に諦めるという選択肢もありましたが、これを諦めたら先々ずっと、やっぱりあそこがよかったかもしれない、と引きずりそうな気がしました」とおっしゃいます。ご主人がこの土地の前を通りかかってから1週間後、ご夫婦は購入の契約を結ばれたそうです。
住宅会社選びのスタート
2月に入り、ご夫婦はいろいろな住宅会社から資料を取り寄せ、住宅展示場へも足を運ばれるようになりました。ご主人のご実家を建てて頂いた住宅会社や細田工務店も合わせ、全部で7社くらいを検討されたということです。当初、奥さまは細田工務店のことをご存知ではなかったそうですが、ご主人は子供の頃から慣れ親しんでいた叔母さまのご自宅が細田工務店の注文住宅だったことから、「細田工務店の家には親近感がありました」とおっしゃいます。細田工務店の高気密高断熱住宅:エコサーマルについても、「ホームページを見て、共感しました」とのことでした。
現実味があった、浜田山モデルハウス
ご夫婦は、浜田山住宅公園で他社のモデルハウスを見学した後、細田工務店の浜田山モデルハウスへもお立ち寄り下さいました。モデルハウスの印象について、奥さまは「住宅公園にある他社のモデルハウスは、身の丈のかなり上といった印象で現実感とかけ離れてしまいましたが、細田工務店の浜田山モデルハウスはそこだけで完結している1棟なので、身の丈の若干上くらいの現実味がありました」とのこと。そして「その日は私たちの考えや希望などをあまりお話しすることができなかったにも関わらず営業の竹内さんから、私たちの意向を汲んだ提案をいただいたので驚きました」とおっしゃいます。
細田工務店をお選びいただいた理由
細田工務店をお選びいただいた理由について、奥さまは「こちらがお伝えしたことから私たちの意向を汲んでくださり、その上で私たちの半歩先を上手に提案して頂いたことですね。好感を持ちました」とのこと。また、ご主人は「経年によって劣化していくものではなく、経年によって味わいを増し、質が上がっていくものに目を向けて選択していくという僕たちの価値観と、細田工務店さんが大切にしている価値観に、共通項が多かったと思っています。例えばこの家は、木の経年変化を楽しもうと家の色々な場所に様々な種類の無垢材を使っているのですが、細田工務店さんが木を一生懸命大切にされていることに共感を覚えました。また、エコサーマルによる断熱性の高さも決め手になりました。冬場、就寝前にLDKの暖房を消しますが、朝になってもまだ暖かいんですよ」ということでした。
夢が実現できていると感じる家
「先日、23名の囲碁仲間をお招きして、私たち夫婦と合わせて合計25人で囲碁と食事を楽しむ会を催しました。居室だけでなく、玄関、廊下、階段、トイレなど、お客さまが利用する場所は広さにゆとりを持たせた設計にして頂いたので、お客さまにはゆったりと落ち着いて過ごして頂くことができたと思います。お客さまからは、無垢の床材を褒めて頂いたり、食後、LDKを片付けている間も和室の掘りごたつで囲碁を打てたことを喜んで頂いたりして、この家を建てて良かったと思いました。これからも楽しみです」と、その時のエピソードをお話しして下さったご夫婦の笑顔が印象的でした。
ギャラリー
外観
シンプルモダンのスッキリとした外観は、周囲の住宅とも馴染んでいます。
横方向のスリットによって、程よく視線を遮りながらも開放感のある外構は、ご近所づきあいにも一役買っています。
エントランス
ご主人が丹精されている3坪ほどの家庭菜園。
当初の設計ではカーポートの予定でしたが、「車はレンタカーなどを借りることができますが、菜園は近くで借りることができないので、ここは菜園にしました」とご主人。
育てている作物の話題は、ご近所づきあいのきっかけにも。
シニアのお客さまのことを考え、玄関前にスロープを設けています。
玄関
玄関、廊下は大勢のお客様をお招きすることを考え、十分なスペースを確保しました。玄関ドアは、必要に応じて大きく開口できる親子ドアです。「お客様をお招きした日は、25人分の靴を置くことができました」と奥さま。壁の2面をエコカラットで仕上げています。
シニアのお客様のために、玄関にはベンチを設置しています。「皆さんお元気なので、まだどなたもお使いになっていないんです」とご主人。
1階洋室〈1〉
「玄関デッキからも出入りすることができるので、将来的にはこの部屋で囲碁を教えることもできるかな、と考えていますが、今は家庭菜園の道具と囲碁関係の貴重な書籍を置いています」とご主人。床にはヨーロピアンアッシュを使用しています。
1階洋室〈2〉
奥さまのお部屋として使用されています。「普段は和室を寝室にしていますが、お客様が泊まられる際は和室を使って頂き、私たちはそれぞれの部屋で休みます。また、風邪をひいた時などにもひとりで休める部屋が必要なので、布団を敷けるスペースを確保しています」と奥さま。
壁一面の大型クローゼット収納は奥さまのご希望です。
1階和室
床の間、板の間付きの10畳和室は、天井に桐、床の間の落掛に竹を使用し、壁は漆喰で仕上げています。落掛の竹は、竹問屋を営んでいらっしゃったお爺さまのもとで、子供の頃から竹に親しんでいたご主人のご希望です。「しばらく留守にした後、閉め切っていたこの部屋に入ると空気がよいと感じます」とご主人。
掘りごたつは、「囲碁は和室で打ちたいけれど、脚や腰が痛む」というお客さまに好評だそうです。普段は主寝室として使用されていますが、お仲間と囲碁を打ったり、ご友人とくつろいだりすることも。「きちんとした和室があるというのはこんなに便利なんだと、あらためて感じています」とご主人。
1階トイレ
来客のことを考えて通常より10cmほど幅を広くしたトイレスペースは、スリット窓を設けて明るい空間にしています。
1階トイレ前手洗い
1階トイレ前に設置した手洗いカウンターは、帰宅後の手洗いや、宿泊されるお客様のドレッサーとしてもお使い頂くことができます。
2階キッチン
将来、お料理教室を開きたいとお考えの奥さまのために、3~4人でも作業ができるスペースと動線を確保しています。「浜田山モデルハウスでこのキッチンを見て気に入りました」と奥さま。天窓を設けているので、とても明るいキッチンスペースになっています。
先日、お客様を23名お招きして、囲碁とお食事を楽しむホームパーティを開かれた際には、奥さまが腕をふるわれたお料理を、キッチンカウンター上に大皿で並べるビュッフェスタイルにされたそうです。
2階LDK
LDKは天井高を、少し高めの256cmにしています。「23名いらっしゃっても、空間に余裕がありました」とご主人。
キッチンからダイニングテーブルまで、動線は一直線です。そのため、お客さまが大勢いらっしゃっても窮屈さを感じることはありません。
壁を利用して、アクセントになる飾り棚を作りました。菜園やお料理に関する本が、手に取りやすく並べてあります。
2階洗面脱衣室
背の高いご主人が「少しでも広く、明るくしたかった」とおっしゃる洗面脱衣室は、浴室から家事コーナーを一直線で結んでいます。奥に家事コーナーが繋がっています。
システム洗面化粧台は、収納も十分。床や浴室と統一されたコーディネートが素敵です。
2階家事コーナー
両サイドに収納を設け、アイロンがけに便利なカウンターも備えています。
併設されたミニバルコニーも、使い勝手がよいとのことでした。壁にはヒバ材を使用しています。
2階浴室
シックで落ち着いた印象の浴室には、たっぷりの通風と採光を取り込みたいとのご希望で、2方向に窓を設けています。
2階トイレ
間口を120cmにして十分な空間を確保し、ご主人のアイデアで大きめのスリット窓を採用。明るく広々としたトイレになりました。
2階来客用手洗いカウンター
LDKで過ごされているお客さまがちょっと手を洗いたい時、気軽に利用していただけるようにトイレ前に手洗いカウンターを設置しています。
3階書斎
棚板の奥行きが下段に行くほど深くとられた作りつけ本棚には、常時1,000冊ほどの本が並んでいるとのこと。強度のある外壁に作りつけています。
檜の床材に調和するナラ材の机は、背の高いご主人に合わせて家具屋さんにオーダーされたそうです。壁はクロス張りではなく、漆喰が施されています。
3階バルコニー
広々とした開放感のあるバルコニーには、コンセントと水栓金具、タープ用のフックを設置しています。ご友人がいらっしゃった際には、タープを張って日陰を広げ、コーヒーと会話を楽しまれたそうです。
バルコニーからの眺望(ご主人撮影)
お天気のいい日は、バルコニーから富士山を望めるそうです。
階段室
窓を設けた階段室は「1階の寝室から2階のLDKへ行く時や、2階LDKから3階へ行く時、だんだんと明るくなっていくのが、爽やかでとてもよい気分になります」とのこと。
階段にはヒノキを使用しています。
お客さまの声
東京都杉並区にお住まいのN様
初めて浜田山モデルハウスへ足を運んだ時から、営業の竹内さんと打ち合わせをしていましたが、竹内さんから設計担当の方に、こちらの「こうしたい、ああしたい」という要望がしっかりと伝わっているという実感があり、それが安心感・信頼感につながりました。完成した家に大変満足しています。どうもありがとうございました。
わたしがお手伝いしました
担当:竹内麻奈美
旅館のような和室や無垢の階段など、注文住宅らしさの詰まったお家になりました。お打合せの合間にご自身でたくさんのショールームへ行かれ、楽しみながらお打合せされていたのが印象的です。お二人のこだわりが形になり、私もとても嬉しいです。