ご結婚を機に、新居のご検討を始められたS様ご夫婦。当初は分譲マンションのご購入をお考えでしたが、分譲マンションの販売価格が思いのほか高額だったことから、戸建住宅も視野に入れることに。数社のモデルハウスへ足を運ばれ、住宅の性能などに対する理解を深めながら検討を重ねて、細田工務店の注文住宅をお選びになりました。
分譲マンションご購入のご計画から戸建注文住宅に
当初、S様ご夫婦は奥さまのご実家近くに分譲マンションを購入しようとお考えでした。ところが、昨今は分譲マンションの価格が上昇傾向。そこで、ご夫婦は戸建住宅にも目を向けはじめたのだそう。しかし、建売住宅から注文住宅まで各社それぞれに持ち味があり、販売価格の幅も広いのが戸建住宅。「最初は漠然とした安価な予算で考えていたんです。しかし、家の性能について知っていくと、家の価格には相応の理由があるのだということがわかってきました。それであらためて予算を見直して、ちゃんとした家を作りたいと思うようになったんです」とご主人はおっしゃいます。こうしてS様ご夫婦の分譲マンションご購入のご計画は、杉並の閑静な住宅地に立つ築50年の奥さまのご実家の建替えへと変更になりました。
実は20年ほど前に始まっていた、細田工務店とのご縁
細田工務店を知ったきっかけについて伺ったところ、奥さまから「犬の散歩でよく利用しているコース沿いに、20年ほど前にできた素敵な分譲地があるんです。建っている家の外観デザインはどれも私の好みで、通るたびに眺めていた憧れの一角です。どこの会社が建てた家なんだろうと、ずっと思っていました」というお話が。そして「今回、他のハウスメーカーさんと打ち合わせをしていた際、どんな家がいいですかと外観のイメージを聞かれたので、妻がその分譲地の写真を見せたんです。すると、これは細田工務店の分譲地ではないでしょうか、と教えてくださいました」とご主人。複数の会社を見比べていた時期だったことから、それなら細田工務店にも相談してみようかと浜田山モデルハウスへご連絡をくださったのだそうです。
評価いただいたのは、細田工務店の提案力
細田工務店をお選びいただいたポイントとして、「長い間眺めてきた分譲地が細田工務店の現場だった、というのももちろんありますが、それ以上に決め手となったのは、こちらからの希望に対する提案力でした。私たちの希望が敷地や法規の関係でプランに落とし込めないときでも、細田工務店はこちらの意図を十分に汲み取ったプランを提案してくれました。プラン全体のバランスも、私たちにとって一番受け入れやすいものでした」と、ご夫婦はおっしゃいます。ご主人は「営業の方がきちんと聞き取って設計の方に伝えて、それを受け取った設計の方がきちんと応えてくださるという、設計やデザインの基礎がしっかりしている会社なのだと思いました」とお話ししてくださいました。
たくさんの現場を参考にしたイメージづくり
ご夫婦が最初に浜田山モデルハウスへ足を運ばれたのは、昨年の6月。新型コロナウイルス感染症の拡大により、外出のままならない時期でした。「そのような状況下で旅行などの外出は控えていましたから、週末はずっと家のプランや仕様について検討をしたり、家具を選んだりしていました。細田工務店の浜田山モデルハウスをはじめ、近隣にあるいくつもの細田工務店の分譲地、住宅設備機器メーカーや家具メーカーのショールームへは何度も足を運びました」とおっしゃるご夫婦は、たくさんの現場や商品を見ながら、イメージを積み重ねていかれたのだそう。「浜田山のモデルハウスを見ていなければ、リビングにタイルを貼ることは考えなかったと思います。外壁の雰囲気は下井草の分譲地のイメージをもとにしてタイルや塗装の色を検討しましたし、なかなかイメージしづらかった内装建具の色は、荻窪の分譲地を見て決めました。リビングの床は、打ち合わせで何度も通った細田工務店本社のショールームに使用されているものがとてもよかったので、同じものにしてもらったんです」と、仕様や色を決められた経緯をお話しくださいました。
エコサーマル™とハイブリッドキューブ工法の家
細田工務店の高気密高断熱住宅『エコサーマル™』について、お母さまもご夫婦もとても快適だとおっしゃいます。断熱性能について、奥さまは「最近は少し涼しい日が続いていますが、外出しようと玄関のドアを開けて初めて冷気を感じるほどです。エアコンを入れているわけではないのに、家の中と外でこんなに温度差があるものなんですね。建替える前の家は下からの冷気も強くて寒かったので、その違いに驚きました。浴室も快適です」とおっしゃいます。お母さまは「リビングの窓が通りに面していますが、一日のほとんどをリビングで過ごしていても外の音は全く気になりませんよ」と、高気密高断熱住宅の静かさに驚かれたご様子。また、高耐震構造に制振性能を融合した『ハイブリッドキューブ』工法について、お母さまは「地震があってもほとんど気づきません。あとから地震があったことを聞いて知るくらいで」ともおっしゃいます。ご家族の皆さまから「家に包まれている感じで、心地よく過ごすことができています」とおっしゃっていただきました。
ギャラリー
外観
アクセントタイルとモールが印象的な外観。コーナーに設けられた植栽は夜になると照明が点灯し、この一角を明るく照らします。
日当たりのいい場所に設けられたバルコニーは、ファサードからのモールのラインを通すことで外観の雰囲気になじんでいます。
きれいなシンメトリーが印象的なエントランス。「3連のスリット窓にするかどうか悩みましたが、柔らかい印象のこの窓にしてよかったと思いました」とご主人。
奥さまが「外構のない家なので足元をきちんと仕上げたいと思い、一番こだわった部分かもしれません」とおっしゃる基礎部分の化粧仕上げと、ドア周りを中心にアクセントとして使用した重厚感のあるタイルが、落ち着いた高級感を醸し出しています。
玄関
鏡面仕上げの白い廊下が印象的な玄関。玄関ドアは奥さまがお選びになりました。シューズインクロークは「不要な段ボールや、箱で購入している飲料ボトルの置き場所としても便利です。こういう収納場所は必要ですね」とご主人。
玄関から、お母さまのお部屋へと続く廊下。鏡面仕上げの白い廊下とダークブラウンの扉が上品な印象です。
「自分の部屋ができるとは思っていませんでした」とおっしゃるお母さまのお部屋は、日当たりがよく、浴室・洗面室・トイレからも近いベストな場所に設けました。
LDK
北側のリビングは、角地規制を活かして空間を広く取り、吹抜けを設けて光を十分に取り込めるようにご提案させていただきました。「壁面のエコカラットは浜田山モデルハウスを見て採用しようと思いました。キッチン腰壁のアクセントクロスは、そのエコカラットに合わせて色を選びました」とご主人。
ドアなどの建具の色に合わせてお選びになったダークブラウンのキッチン扉は、その鏡面がLDK全体に明るく華やかな印象を与えています。
細田工務店本社にあるテーブルを気に入っていただき、新居への引っ越しを機にダイニングテーブルとして迎えたそうです。対面キッチン越しに、お酒がお好きなご夫婦の会話がはずみます。
吹抜けに隣接する扉に背の高いものをお選びいただいたことで、上方向への広がりと開放感が印象的なリビングになっています。
ウォールナットの床は、細田工務店本社ショールームをご覧になってお選びになりました。「無垢材の床は足の裏に触れる感じが気持ちよいですね。以前の家では床で寝ることのなかった犬がよく床で寝転んでいるので、人間同様に犬も気持ちがよいのだと思います」とお母さま。
リビングには、吹抜けの上部からも光が入ります。
浜田山モデルハウスを参考にお選びになったアクセントタイルは、吹抜けの窓から入る外光や照明の光を受けて様々な表情を見せてくれます。
階段
1階と2階を行き来する階段は、ご夫婦のご希望で段数を1段増やして蹴上を低くして、上り下りしやすくしています。
「リビングの出入り口と階段が近いこともあって、家族の誰かが階段の上り下りをしていることがわかるように、リビングと階段を隔てる壁に小窓を設けてもらいました」と奥さま。機能的で、よいアクセントにもなっています。
寝室1
ご主人の寝室兼ワークスペースは、壁のアクセントクロスとそれを照らす照明で落ち着きのあるシックな雰囲気に仕上がっています。
縦長の間取りを活かして、ベッドエリアとワークスペースエリアをゾーニングしています。「モニターを3台載せられるサイズのワークデスクを置くことができました。椅子と背面の壁までの距離が近いことで、仕事に集中しやすい空間になっているように思います」とご主人。
寝室2
バルコニーに隣接している奥さまの寝室には、室内物干しを設置。「天気の悪い日の洗濯物干しとしてはもちろん、取り込んだ洗濯物を一時的に掛けることができるなど、とても便利ですね」と奥さま。
寝室3
吹抜けに面したお子さまの寝室は、外に面した窓と吹抜けに面した窓を設けて、採光を十分とりました。
他の居室にあわせたダークブラウンの建具で、シンプルで落ち着いた印象に仕上げています。
重なったふたつの窓は、シンプルな室内のアクセントになっています。
ソライオ
2階からソライオへと上る階段。ダークブラウンの踏面は、白い階段室のアクセントになっています。
階段を上った先に大容量の収納を確保できるのがソライオの魅力です。
ソライオには窓を設けて、通気にも配慮しています。
お客さまの声
東京都杉並区にお住まいのS様
昨年初めて見学した浜田山モデルハウスがとてもよい印象で、家の性能や仕様を考える上で大変参考になりました。分譲地やショールームを見学して家について考えたり、営業の渡辺さんと打ち合わせをしたりするのは、楽しい時間でした。新居では、近所の友人を招いて、これまでと変わらないご近所付き合いを楽しみながら快適に過ごしています。
わたしがお手伝いしました
担当:渡辺 勝
プランのご依頼をいただいた際、設計担当と相談をして、リビングに吹抜けを提案しようと決めました。こうして実際にできあがった伸びやかな空間をみると、思った通りに仕上がって私どもも感無量です。とても和やかに打ち合わせがすすみ、家づくりに関わるすばらしさを改めて実感いたしました。この度はありがとうございました。