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東京都杉並区T様邸2005年竣工
マイホームが完成してご入居される時の晴れやかな気持ちは、すばらしい思い出として誰しもの記憶に残っているのではないでしょうか。一方で、年月を経て住まいが少しずつ周囲の風景に溶け込み、街の一部となっていく、その過程もまた、じんわりとした嬉しさを与えてくれるものです。立地が大好きな街であればなおのこと、その嬉しさはひとしおのはず。
そんなことを感じさせてくれたのは、杉並区在住のT様。T様がお住まいなのは、閑静な住宅地の一角に建ち並ぶ、細田工務店の分譲住宅。以前は同じエリア内にあった社宅にお住まいで、そこを出ることになり住まい探しを始めたといいます。
「この辺りは自然が豊かで、駅前は商店街が賑わっていてとても便利で、とにかく環境がすばらしくて気に入っていました。だから住まいを買うなら絶対にこのエリアと決めていて、いろんな不動産会社にあたって何件も物件を見たのですが、なかなか希望に合う物件に出会えずにいました。立地以外にも、日当たり、間取り、駐車場の位置などいろいろ条件を出していたら、しまいには『何かを我慢するしかないですね』と言われてしまって(笑)。そんな中、細田工務店がこの辺りで分譲住宅を販売すると聞き、立地を一目見て気に入りました。もともと細田さんのことは知っていましたし、地元の工務店が建てる住まいなら間違いないだろうという安心感もありました」。
当時は同街区内で20区画ほど販売されていましたが、すべての区画を見て、最も気に入った間取りの住まいを選ぶことができたのだそう。
「当時二人の息子が小学生だったので、リビングに隣接した部屋を勉強スペースにして、家事をしながらすぐ様子を見られるのがいいなと思ったんです。2階にも3部屋あり、子どもたちが成長したらそれぞれに個室も与えられて、末長く暮らしやすそうな住まいだと感じました。角地で日当たりも良さそうだし、苦手な駐車もしやすく、我慢する点が何もない住まいに出会えた!と嬉しかったですね」。
街区にはT様と同じ時期に入居した同世代のファミリーが多かったため、「家族ぐるみの交流がとても楽しかったです」とT様。
「子ども同士が遊ぶのはもちろん、お母さん同士も仲良くなって、よくうちにも遊びにいらしてくれました。その頃から私は食器を集めるのが趣味で、ご近所の方々を招いた時にとっておきのティーカップでお茶をふるまうのが楽しみでした」。
T様邸のリビングには、今もそれらの食器が大切に飾られています。特に部屋の角に置かれた半円形のキャビネットは、ご入居時、この位置と部屋の雰囲気に合うものを探し回って見つけたというこだわりの家具なのだそう。他にも、ご入居当時から大切に使われてきたものがたくさん残されているT様邸。ご入居から約20年、室内はまだ全くリフォームしていないそうですが、経年を感じさせない綺麗な空間に、T様の丁寧な暮らしぶりと住まいへの愛着が伺えます。
そんなT様は、2年前に初めて屋根と外壁のリフォームを実施。その際、細田工務店に頼むメリットを実感したといいます。
「ご近所でも外装のリフォームをされる方が増えて、うちもそろそろかな、と。他の業者に頼まれている方もいましたが、我が家はやはり建てていただいたところに頼むのが一番安心と思い、細田さんにお願いして大正解でした。屋根も壁も色のデータまで全部保管してくださっているので、とにかく話が早いんです。屋根の色を外壁のアクセントカラーに合わせてグリーンに変えたいとご相談したら、『だったらこの色が合いますよ』とすぐに提案してくださって、本当にスムーズに事が進みました」。
今やこの街に暮らして30年以上になるというT様。3年前に愛犬のハリー君を迎え、最近はハリー君と近所を散歩するのが楽しみなんだとか。
「静かで緑が溢れていて、やっぱりいい街だなと思います。家に帰る時に遠くからこのグリーンの屋根が見えるのがなんだか嬉しくて。家の前を通りがかった方からも、『屋根の色が綺麗ですね』っておっしゃっていただいたことがあるんですよ。ここに住まいが持ててよかったなと、心から思っています」。
穏やかな街並みに、美しく調和したT様邸でした。