22年前に購入された神奈川県横浜市のマンションにお住まいだったK様ご夫婦。お子さまが独立する時期に差し掛かったことから、これまでの子育て中心の暮らしから、ご夫婦お二人の暮らしへと移り変わるライフステージの変化に合わせ、戸建住宅への住み替えを検討することになりました。
マンションから戸建住宅へ
分譲マンションから戸建住宅への住み替えをお決めになった理由についてご主人は「結婚後、長女が生まれたのを機に自然豊かな環境で子育てをしたいと考え、神奈川県横浜市に新築マンションを購入しました。そのマンションで20年以上暮らし、次女にも恵まれました。その子供たちがそろそろ独立する時期を迎え、夫婦ふたりのこれからの暮らしについて思いを巡らせるようになったんです。私は車とバイクが趣味で車を2台所有していたため、マンションの駐車場を2区画借りていました。そのうちの1台は30年前の貴重なものなので、ビルトインガレージに停めることができれば、と思っていました。また、妻は犬を飼いたいと考えていましたが、マンションのルールで飼うことができたのは小鳥でした。とても気に入って購入したマンションで、愛着は変わらないままでしたが、私たちが望むこれからの暮らしはマンションでは難しく、戸建住宅への住み替えを検討することにしました」とお話しくださいました。
2年かかった住まい探し
ご夫婦は、都心にあるご主人の職場に少しでも近くなればともお考えになり、東京都まで範囲を広げながら新築や中古の住宅、土地など10件以上に足を運ばれたとおっしゃいます。それでも思うような物件に出会えないまま2年が過ぎたある日、お住まいだったマンションのすぐ近く、いつも通っていた道路沿いの駐車場跡地に、細田工務店の条件付き売地の看板が立っているのを見つけたのだそうです。「とても日当たりのよい場所で、こんなところが見つかるとよいのだけど……と話していた場所だったので、すぐに問い合わせました。営業担当の方からは、前日に売地の看板を立てたばかりだったと伺いました。数か月前、駐車場だったこの場所を測量している様子を見かけて、家が建つのかなと思っていたこともあって、ご縁があったのだと思いました」と奥さま。その後、細田工務店の家をご覧になるためにハウスクエア横浜展示場にあるBinO with TOKYU HANDS 細田工務店モデルハウスへと足を運ばれたのが、ご夫婦とBinOとの出会いになりました。
モデルハウスで体感したBinO
モデルハウスへ足を運ばれた時の印象についてご主人は、「これから夫婦二人で暮らしていく住まいは、子供を育てていた頃のような明るく華やかなものではなく、のんびりゆっくり暮らすことのできる落ち着いたものにしたいと考えていました。BinOのモデルハウスは、ログハウスや古民家のような落ち着きと開放感を併せ持っていて、私たちが新居に求めていたイメージにとても近いと思いました。床や天井、梁、腰板など、室内に無垢材がふんだんに使われていることで、木に包まれている居心地のよさを感じましたし、三角屋根が印象的な外観もとても気に入りました」とおっしゃいます。そして「趣味のスペースとして玄関横に設けられているアウトサイドストッカーを広くして、ビルトインガレージとして使うことはできるだろうかと伺ったところ、快くプランのアレンジに応じてくれました。それを聞いた瞬間に、日当たりのよいあの土地にこの家を建てて暮らそう、と心が決まりました」と、細田工務店とのご縁をお話しくださいました。
規格住宅のよさと、カスタマイズの対応力
今回、K様ご夫婦がお選びになったBinOは、ライフスタイル提案型の規格住宅です。そのことについてご主人は「自分たちが持っているイメージや希望を一から図面に落とし込んでいく注文住宅で満足できる住まいを作り上げることは、私たちには難しかったと思います。断熱性能や耐震性能もしっかり確保された、完成した実際の住まいをモデルハウスで確認しながら、リアリティをもって打ち合わせすることができ、また、建築コストも抑えることができたことは、規格住宅だからこそのメリットだと思いました。また、十分に練られたBinOのコンセプトも、私たちのニーズに合ったとてもよいものだと思いました」とおっしゃいます。そして「反面、規格住宅だからカスタマイズ対応はできないと言われてしまえばそれまででしたが、アウトサイドストッカーをビルトインガレージにアレンジするにあたり、建物の耐震等級3を維持するための構造計算をして、BinO本部と何度も調整を重ねてくれるなど、様々な規格や規制がある中で、私たちにとって何がよいかを常に考えて動いてくれました。私たちのニーズとBinOのコンセプトが合致したことはもちろんですが、細田工務店の真摯な対応がなければ、この住まいを作ることはできませんでした」ともお話しくださいました。
スキップフロアの住まい
ワンフロアのマンションから、スキップフロアのある住まいに移られたことについて奥さまは「契約を済ませた直後は、LDKとトイレの間に階段があることに不安を感じたりもしましたが、引っ越して2日もすると慣れました。階段といってもスキップフロアですから段数は多くありませんし、LDKの中心に階段があることで行き来がしやすいようにも感じます。一般的な二階建ての住まいであればそれぞれのフロアにトイレを作ることになったのでしょうが、この住まいであればトイレも1か所で十分です。スキップフロアのよいところは、なんといってもリビングルームの開放感ですね。LDKから0.5階分上がったセカンドリビングは、友人が来た時にくつろいでもらうのに、よい空間だと思います。他にも、子供が使うリビングにしようか、こたつを置こうか、引っ越してすぐに迎えた犬を遊ばせるスペースにしようか、ハンモックを置こうか、大きな観葉植物を置こうか、孫ができた時には孫が遊ぶスペースに……など、夢が広がっています。壁に囲まれた部屋では使い方も限られてしまいますが、その時々で自由に使えるセカンドリビングというコンセプトは、とても素敵だと思いました。どこにいても、とても居心地のよい住まいです」とお話しくださいました。
ギャラリー
外観
三角屋根が目を引く、日当たりのいいK様ご夫婦のお住まい。「モデルルームへ足を運んだ際、この外観をひと目見て気に入りました。三角屋根が南側正面にくるように、敷地の中に建物を配置していただきましたが、そのために北側の屋根に勾配を設けることができず、北側は隣地から5mほど建物を離すことになりました」とご主人。
「北側斜線にかからないよう建物を隣地から5mほど離したことで生まれたスペースについて、駐車場にしてはどうかと細田工務店から提案がありました。この土地が売りに出されてすぐ、まだ造成も始まっていない頃から話を進めていたことで、駐車場にする費用も抑えることができました」とご主人。建物の東側に外通路を設け、玄関までは道路を通らずに行くことができます。
ビルトインガレージ
BinOのアウトドアストッカーをアレンジした、ビルトンガレージ。お車の入出庫の際にハンドルを切らずにスムーズに出入りできるよう、ガレージ開口部にあった耐力壁を調整して開口を広げています。
ガレージの奥には、ご主人の書斎からお車を眺めることのできる窓があります。2階のバルコニーが、ガレージ前の屋根代わりにもなっています。
BinOの規格では、ガレージ開口部に向かって右側に耐力壁がありました。そのままでは開口が狭く、お車の入出庫の際にハンドルを切る必要があったため、構造計算を行って左側に必要量の耐力壁を入れ、開口を広くしました。「入出庫しやすいビルトインガレージになり、満足です」とご主人。
「耐力壁を入れたことで分割されたガレージ内のスペースは、収納にちょうどよいですね。棚板などを設けて、うまく使いたいと思います」とご主人。
玄関
玄関と廊下の有効幅が70cmほどになったため、靴箱は下台だけを設置して圧迫感が出ないようにしました。靴箱より上の壁面は、エコカラットで仕上げています。
玄関には、ビルトインガレージと行き来のできるドアを設けています。ビルトインガレージに入ってすぐの右手に、照明と電動シャッターのスイッチを設置しています。
洗面室
ダークブラウンの内装色に合わせた洗面化粧台を設置した洗面室は、高窓から外光が差し込む明るい空間です。
洗濯機は廊下から見えないよう奥に設置しました。洗濯機上部には可動棚を設置して、収納場所を確保しています。
バスルーム
浴室はモデルルームと同じ色をお選びになりました。窓から光が差し込む、明るい浴室です。
書斎
BinOの半地下のインサイドストッカーを、ご主人の書斎にアレンジしました。天井高さは2mですが、梁見せ天井と窓の視覚効果で圧迫感のない仕上がりになりました。
書斎には、ビルトインガレージのお車を眺めることのできる窓をふたつ設けました。「窓をふたつにすることは細田工務店からの提案でした。書斎のどこからでも車を見ることができる、ありがたい提案でした」とご主人。
造り付けのカウンターテーブル越しにお車を眺めることのできる書斎での時間を、ご主人はとても大切にしていらっしゃいます。書斎の壁には、ビルトンガレージの照明をON-OFFできるスイッチを設置しています。
1階洋室
ナチュラル色で統一された、奥さまのお部屋。「ナチュラル色は住まい全体のダーク色と違和感がないか心配でしたが、ダーク色でコーディネートされたモデルハウスに設けられていたナチュラル色の子供部屋を見ながら、安心して選ぶことができました」と奥さま。
2階洋室
傾斜のある天井に張られたパインの無垢材と、同じく無垢の火打梁が印象的な娘さんのお部屋。「LDK同様に、棟の下にあたる部分は天井が高くなっているので、室内が広く感じますね」とご主人。
LDKから0.5階上がった、セカンドリビングと同じフロアにあります。
ウォークインクロゼットは扉を設けず、アーチ状の開口にしました。「細田工務店からの提案でしたが、部屋を広く感じることができ、とても良かったと思います。布団もしまうことができる収納力にも満足しています」とご主人。
「アーチの形状は、モデルハウスで確認しました。とてもかわいらしく仕上がり、気に入っている場所のひとつです」とご主人。
2階LDK
無垢材をふんだんに使ったLDKのリビング部分。「梁の関係で南側の窓が小さくなってしまったので、高い位置にふたつの窓を追加していただきました。日中はLDKにたくさんの光が差し込み、夜は星を見ることができます」と奥さま。
高い位置に設けられた南側の窓からは、ダイニングとキッチンにも光が届きます。「天然木の柱や梁を見せた室内に、どういう照明を選んだらいいかわかりませんでしたが、この室内に合うものを細田工務店が提案してくれました」と奥さま。
お住まいの北側には隣地との間に5mほどの距離があることで、北側に設けた窓からも光が入り、明るい印象のキッチンになりました。「窓の前に置いたカウンターテーブルでお茶を飲んだりする予定でしたが、カウンターテーブルは犬のごはんなどを置くワンワンスペースになりました」と奥さま。
「マンションで使っていたキッチンよりも10cmほど小さいサイズになりましたが、今まで収納していたものはほとんど収納できました。スライド式の収納は奥まで十分に使うことができるので、収納力がありますね。IHクッキングヒーターは火力も十分ですし、コンロの周辺に物を置くこともできて使い勝手がとてもよいです。換気扇はお掃除しやすい機種を選びました」と奥さま。床のタイル貼りも、奥さまのご希望です。
セカンドリビング
LDKから0.5階上がっているセカンドリビング。「この開放感や使い勝手のよさは、BinOのホームページを見ただけではイメージすることができませんでした。モデルハウスで実感して選ぶことができるというのは、規格住宅のよさだと思います」とご主人。
セカンドリビングの西側に設けられた窓からの光は、0.5階下がったLDKにも届きます。壁を設けず、レベル差で緩やかに区切った室内には、4方向から光が差し込みます。
南側の窓から入る光は、洋室前の廊下までまっすぐに届きます。
ビルトインガレージを持ちたいというご主人のご希望とともに、犬を飼いたいという奥さまのご希望も叶いました。
お客さまの声
神奈川県横浜市にお住いのK様
建設地が決まるまでに2年ほどかかりましたが、決まってからは竣工までとてもスムーズに進みました。規格住宅のよさ、BinOのコンセプトのよさ、細田工務店の対応力、技術力が揃ったことで、いつ、どこにいても心地よさを感じるよい住まいになりました。細田工務店にお願いすることができて、よかったと思っています。ありがとうございました。
わたしがお手伝いしました
担当:石井 大将
土地販売後すぐにモデルハウスへご来場いただいた際、ご夫婦が描かれていたイメージがBinOにぴったりだとご縁を感じました。実際に完成したお住まいは室内も外観も木のぬくもりが溢れ、赤いお車が映えていてとても素敵でした。新しいお住まいでの暮らしにご満足いただけているご様子をうかがうことができ大変うれしく思います。こだわりのお住まいのお手伝いをさせて頂きありがとうございました!