鹿児島県にお住まいだったK様ご一家。ご夫婦のお仕事の都合で東京へと転居することになったのを機に、住宅の購入をお考えになりました。ご主人さま、奥さまとも、以前に世田谷区や杉並区にお住まいで東京の西部地域になじみがあったこと、また、新しい勤務地へのアクセスやお互いのご実家へのアクセスの良さから三鷹市の土地をご購入になり、建物の建築を細田工務店にご依頼いただくことになりました。ご家族は新居の完成まで鹿児島県にお住まいだったため、土地探しや工務店探し、細田工務店との打ち合わせまで、そのほとんどをオンラインで行いました。
地元の方ともお話しをして選んだ土地
「土地については、去年の1月頃から不動産情報サイトで売地を検索しはじめて、3月上旬に契約をすませました。契約前、この地域に絞り込んだところで実際に足を運び、ご近所の理髪店や喫茶店を利用してみたところ、地域の方からこのあたりは小学生の父親同士のコミュニティがしっかりしていて、父親同士で防災イベントや子供たちのイベントを企画・開催しているというお話を聞く機会がありました。それを聞いて、とても良いところだなと思いました」とご主人はおっしゃいます。次にご主人が東京へと足を運ばれたのが、3月下旬の土地引き渡しの日。「鹿児島と東京をそう何度も行き来するわけにいきませんでしたから、建築をお願いする会社を選ぶにあたって、事前に6社ほどのモデルハウス等にアポイントを入れて2日間かけて訪問し、同じ条件でプランと見積もりをお願いしてきました」と、限られた滞在時間で計画的に動かれていた様子をお話しくださいました。
性能とコストのバランスで選んだ細田工務店
各社から郵送やメールで届くプランと見積もりについて、ご夫婦はそれぞれの担当者から電話やオンラインで説明をお受けになりながら比較検討され、細田工務店をお選びになりました。「細田工務店に決めた一番大きな理由は、性能とコストのバランスですね。見積もり金額が一番安かったというわけではありませんでしたし、最初に出していただいたプランはそのまま採用できるものでもありませんでしたが、プランについてはこちらの要望と折り合いをつけられそうだという印象を受けました」とご夫婦。性能とコストのバランスについて、エンジニアとしてお仕事をされていたご主人は「高気密高断熱住宅のエコサーマル™や、ハイブリッドキューブ工法の耐震性も、細田工務店を選んだ大きなポイントです。高気密高断熱については当初から重要視していた部分でしたが、気密性能や断熱性能について確保する数値を明確にして訴求しているメーカーが少ない中、細田工務店はパンフレットに記載があり、安心感がありました。これだけの性能でこの価格はリーズナブルだと思いました」とおっしゃいます。
リモート環境でもイメージしやすかったモデルハウスとホームページ
ご夫婦は、浜田山モデルハウスと細田工務店のホームページの印象がよかったことも、細田工務店をお選びになったポイントだったとおっしゃいます。浜田山モデルハウスでの最初の打ち合わせにお越しいただいたのはご主人おひとりでしたが、写真や動画、ホームページなどをご覧になった奥さまは「自分たちが住むイメージが湧いてワクワクする、よいモデルハウスだと感じましたし、ホームページにあるたくさんの施工事例は、“こんなふうにできるんだ”“うちではこうできるかな”といったイメージが膨らみ、とても参考になりました。また、以前に浜田山に住んでいたことから、近隣の分譲地や建設地で見かける細田工務店の文字が印象に残っていて、親近感があったようにも思います。地元で長くやっている地域密着の工務店は、建てたあとも先々しっかり見てくれるという安心感がありますので、細田工務店からよいプランが出てきてくれれば……と思いながら待っていました。受け取ったのは一番後でしたが、これならお願いしようと思えるプランだったので、わからないところなどの説明を受けた後、細田工務店に決めました。その後、契約までは気になるところや間取りなどを相談しながら、少し時間をかけました」とお話しくださいました。
収納にもワークスペースにもなるソライオ
細田工務店から最初に提出したプランについてご主人は「2階とソライオのプランがよいと思いました。本棚がある2階の階段ホールは、全くイメージしていなかったものだったので、提案していただいてよかったと思いました。また、屋根裏の収納空間をふたつのスペースに分けるというソライオの提案も、片方はリモートワーク用に、もう片方は収納に、と使い分けることができて便利だと思い、採用しました。現在は、夫婦ともにリモートワークが中心になっているため、両スペースを夫婦それぞれのワークスペースとして利用しています。屋根裏なのでエアコンの設置はできませんが、階段の下に送風機を置いて2階のホールから階段に沿って風を送ることで涼しく、快適に使用できています」とおっしゃいます。「最終的なプランを決めていくにあたっては、細田工務店以外のモデルハウスやホームページなども参考にして、よいと思ったものは相談しながら取り入れていきました。こちらからのそのような要望もひとつひとつ受け入れて、プランの中にまとめてくださる包容力を細田工務店に感じました」ともお話しくださいました。
オンラインで身近になる家づくり
「地鎮祭や上棟式も含め、家族全員が一緒に建築現場へ足を運ぶ機会はなく、必要な時に可能な人が行くという感じでした。オンラインでの打ち合わせを子供たちが見ることもあり、送られてくる図面や施工管理アプリで現場の様子を見るなどしていました。リモート環境で進んでいく家づくりに中学生の長男が、家が建っていく実際の現場を見てみたい、というので、柱が立った上棟の頃にひとりで鹿児島を発ち、実家の両親に羽田空港まで迎えに来てもらって、現場を見に行ったことがあるんですよ」と奥さまはお話しくださいました。リモート環境によるオンライン利用での家づくりとなりましたが、オンラインによって家づくりが身近なものになるという可能性を教えていただきました。
ギャラリー
外観
2台分の駐車スペースと駐輪場を確保した、余裕のある玄関前スペース。外壁は、メンテナンス性を重視してお選びになりました。
印象的な丸窓は「施工例で見かけて、よいと思いました」とご主人がお選びになりました。
玄関
玄関の床は、お掃除しやすいタイル貼りで仕上げています。
縦に並ぶ3つの小窓と、シューズインクロークのアーチ型開口部は、ご夫婦のご希望です。北側の玄関が優しく、明るい雰囲気に仕上がっています。
玄関を入ってすぐ手を洗えるようにしたいとのご要望に、キャビネット付きの手洗いカウンターをご提案させていただいたところ、角が出ないよう入隅部分に斜めに納めたいとご相談をいただき造作することにした手洗いカウンター。「カウンター周りのクロスの清掃性が気になっていたところ、ホームページに洗面カウンター周りのタイルにこだわった施工例があったので、参考にして選びました。タイル表面の自然な凹凸がとてもよい感じに仕上がったと思います」と奥さま。下部は収納をつけずオープンにすることで、床を広く利用することができます。
「浜田山モデルハウスで使用されていたのを見て気に入りました」とおっしゃる、スプーンカットの無垢材の床。足の裏に当たる感触もよく、そのテクスチャに訪れたご友人も驚かれていたそうです。
LDK
建物の南側にあるウッドデッキと、その隣のダイニングコーナーに向かって奥行きを感じるLDK。1階を広くすることにこだわったとおっしゃるご主人は「ウッドデッキに向かって視線が抜けるように、ソファーはロータイプのものを選びました」とおっしゃいます。無垢材のような質感とメンテナンス性のよさでお選びになったとおっしゃる床材は「サンプルを送っていただき、色を決めました。そのサンプルを床に並べて、踏み心地や清掃性も試しました。床暖房は採用しませんでしたが、足元がひんやりすることはありません」と奥さま。
ウッドデッキに面したダイニングコーナー。可能な限り大きな窓を設置したことで、開放感のある空間になっています。ロールスクリーンは、天井に収納できるようにしています。
「LDKにスタディコーナーを併設するプランは、他社の施工例で見たアイデアでした。便利だと思い、お願いしました」とご主人。
腰壁を設けず、ステンレスのカウンターで広々と仕上げたキッチン。「浜田山モデルハウスを参考にして天井部分の素材を変え、点検口の枠も色を揃えました。天井に木質のものを使用したのでIHコンロを入れましたが、思いのほか使い勝手がよく驚きました。イメージ通りの仕上がりに満足しています」と奥さま。
畳コーナーの地窓越しに外まで視線が届き、広々とした印象です。
リビングの壁を照らすダウンライトは、「光が窓の下に当たるように照明メーカーで何通りかのシミュレーションをしていただき、取り付け位置にこだわりました」とご主人。
落ち着いた印象の畳コーナー。「畳のスペースは、寝転がったりしやすくてよいですね。親戚の子供たちが来ても、ここでおむつ替えなどをしてもらうことができます」と奥さま。
畳コーナーの地窓は「他社の施工例で見て、よいと思ったので設置してもらいました」とご主人。室内からは外を眺めることができますが、道路を歩く方と視線が合うことはありません。植栽の緑でピクチャーウインドウになった地窓が、LDKの北側を明るく爽やかに彩っています。
畳コーナーはロールスクリーンで仕切ることができます。「親戚が来た時など、3~4人なら泊まることができると思います。LDKの窓同様、ロールスクリーンは天井に収納できるように、キッチンの天井に合わせて下がり壁を設けてもらいました」と奥さま。
ウッドデッキ
南側にあって日当たりのいいウッドデッキ。「当初、玄関が北側であることが気になっていましたが、ご近所のお宅にとっての北側が我が家にとっては南側になり、そこに設けたウッドデッキはご近所からの視線も気になりません。結果的にとてもよかったと思いました」とご主人。
ウッドデッキに面した庭にはご主人がレンガを敷かれて、スイートスプリングとオリーブの木を植えられたのだそう。「実がなるのが楽しみです」と奥さま。
お子さまは本を読んだりおやつを食べたり。ご主人は「もう少し涼しくなったら、ここでビールを飲みたいですね」とおっしゃいます。ご家族が思い思いの時間を過ごすことのできるウッドデッキです。
2階ホール
子供部屋の出入り口に面した、本棚のあるホール。「こういう空間はイメージしていなかったので、細田工務店から提案していただいてよかったと思いました」とご主人。「当初、階段には壁がつく予定でしたが、取っていただくことで明るさと広がりができてよかったです」と奥さま。
「床の色は長男が選びました。あまり色を増やしたくなかったので、扉の色は白にしました。以前住んでいたチュニジアは多くの家が白い壁に青い窓枠だったので、白にすることには抵抗はありませんでした」と奥さま。
子供部屋
北側斜線の斜め天井が印象的な子供部屋。現在は大きなひと部屋をお二人でお使いですが、必要に応じて真ん中に間仕切り壁や収納を設けるなどして、二間に区切ることができるようにしています。
扉を閉めると現れる、扉引き込み部のクロス。こちらは息子さんがお選びになりました。
こちらは娘さんがお選びになったクロスです。
洗面室
「最初はベランダのあるプランでしたが、以前から乾燥機能付の洗濯機を使用していて洗濯物をベランダに干していなかったので、ベランダは設けないことにしました。乾燥機に入れることができないものを干せるよう、洗面室にホスクリーンを付けてもらいました」と奥さま。
浴室
窓のある明るい浴室。浴室換気乾燥機が設置されているので、洗濯物はここで乾燥させることもできます。
ソライオ
ワークスペースとして使用されているソライオ。「階段をはさんで反対側は収納スペースの予定でしたが、今は妻がワークスペースとして使用しています」とご主人。
お客さまの声
東京都三鷹市にお住いのK様
細田工務店へ足を運んだのは、浜田山モデルハウスへ2回、本社のショールームへ2回だったと思います。それ以外はオンラインでの打ち合わせを、月に2回ほど行ってきました。内装・外装の仕上げ材や住宅設備機器の仕様確認については、サンプルの送付や鹿児島市内のメーカーショールームの予約を福田さんが手配してくださったので、安心感がありました。建築中は施工管理アプリを利用することで、現場の進捗を確認することができ、不安はありませんでした。ホームページに掲載されているたくさんの施工事例は、プランを考える上でとても参考になりましたし、「こういう感じにしたい」などの希望をオンラインで伝えて相談するのに大変役立ちました。この先、私たちの施工例が細田工務店で家を建てる方の参考になれば嬉しく思います。先日、家を建てようと考えている友人から工務店探しの相談を受けたので、細田工務店を推奨しました。リモート環境での家づくりでしたが、大変満足しています。ありがとうございました。
わたしがお手伝いしました
担当:福田 真弓
オンラインでのお住まいづくりの経験がほぼ無く、K様とのお打合せを通して学ばせていただきました。ショールーム見学や、弊社のHPを通してイメージを膨らませてくださっていたため、完成したお宅との乖離も少なく、ご満足いただくことが出来ました。ご家族皆さまが楽しくお住まいいただいているところを拝見し、大変嬉しく思います。