ライフスタイルの変化に合わせ、暮らしやすく減築
リフォーム・ストーリー
杉並区の閑静な住宅地に建つ、広々とした二世帯住宅でご両親と同居されていたO様。家族構成の変化を機に、半分ほどを減築しようとお考えになりました。
工務店選び
代々杉並にお住まいのO様が、大掛かりなリフォームをされるにあたって細田工務店をお選びになった一番の理由は、「地元阿佐ヶ谷での実績ですね。ご近所の方も“細田工務店なら地元で長くやっているから大丈夫よ”とおっしゃっていましたし」とのことでした。「当初は他の会社でも検討していました。もちろん金額のこともありますけれど、細田工務店なら安心してお任せできると思ったので」と、多角的に検討される中で、ご近所の方々との情報交換も重要なポイントだったということです。
減築することで、暮らしやすく
O様がお住まいだった二世帯住宅は、玄関、廊下、階段室、キッチン以外の水回り(浴室・洗面室・トイレ)を家屋のほぼ中央に配して共用にし、その両側に各世帯の居室を設けたタイプでした。今回のリフォームは、一世帯分の居室の減築に加えて、敷地内に私道を新設する工事もおこないます。プランニングについてO様は「階段室の位置は変えない」「減築部分にかかってしまう玄関を新設」の2点をお望みでした。そのため、1階のDKとそれに隣接する和室を合わせてLDKにして、その一角に玄関を設けることになりました。
DKと和室を、広々としたフローリング敷きのLDKに
かつてのDKと和室は、フローリング敷きの広々としたLDKになりました。玄関の新設によって、間取りも動線も大きく変わりましたが、「仕上がりには本当に満足しています」とご主人。私道新設のために一部を減築したことで生まれた空間には、ご主人の書斎スペースが設けられています。また、かつては和室に安置されていたお仏壇も、LDKに安置されました。ご主人は「この頃では大きめのサイズなのかもしれないけれど、仏壇は家の中心になるLDKにと考えていたので、大変満足しています」とおっしゃっていました。
外壁は明るいイメージで
減築と玄関の新設により、外壁の正面側と外構は新規で仕上げることになりました。「外壁は明るいイメージに」とのご希望にクリーム系のツートーンをご提案し、採用いただきました。玄関ドアは、ご主人がお決めになったブラックです。服飾関係のお仕事柄、ご主人は「家の顔にあたる玄関だけは自分が決める、とこれだけは決めていました。色決めで迷うことはありませんでしたよ」とおっしゃいます。黄味がかった明るいツートーンの外壁を、玄関と外構の存在感のあるブラックがキリッと引き締めています。
ギャラリー
大きくイメージチェンジした外観
外壁の仕上がりを見て「クリーム色は少し黄色味が強かったかな」と思われたそうですが、ツートーンのメリハリと、玄関・外構のブラックとのコントラストが印象的な外観に仕上がりました。大きくイメージチェンジした外観に、ご近所の方からは「あら、新築?」とお声をいただいたそうです。
暮らしやすくなって大満足のLDK
DKと和室をあわせて玄関を新設したLDKに、ご夫婦は「大満足です」とおっしゃいます。白でまとめた内装と全体のフローリング仕上げで、広々とした印象です。「お掃除も楽になって、助かっていますよ」と奥さま。暮らしやすくなられたそうです。
団らんと落ち着きを備えた、LDKの書斎
LDKの一角に、窓とともに新しく設けられた書斎スペースです。「LDKの中にあっても、作業に集中できます。とても便利です」とご主人。間取りを変更することによって生まれた空間が、個室のように落ち着いたスペースになっています。
リフォーム前の面影を残した階段室
吹き抜けにふたつ並んだ窓が印象的な、明るい階段室。かつては二世帯住宅のほぼ中心に位置していました。建具や幅木、廻縁のデザイン性は残してクロスを張り替え、階段はカバー工法(既存の階段表面に部材を貼る工法)でリフォームしました。
十分な収納力で減築してもスッキリ
2階には、主寝室とお嬢様の個室、2か所の収納室、そしてトイレがあります。居室が少し狭くなりましたが、収納室のおかげで室内はスッキリとしています。ご主人は「寝室をもう少し広くできればと思いましたが、構造上これが限界でした」とおっしゃっていました。
LDKに馴染む、白いシステムキッチン
吊戸棚を設置した収納力の高いキッチンは、白い扉がLDKに馴染んで圧迫感を感じません。「来客用のものを中心に、2~3年使っていない食器は思い切って処分したんです。キッチンのキャビネットに収納できるだけの量にして、食器棚も処分しました」と奥さま。
使いやすさと清潔感に配慮したトイレ
設備、内装をリフォームしたトイレには、手すりも設置しました。便器のフタが自動で開閉する機能に、ご主人は「自動で開くのに、まだ慣れなくて」と、笑っておっしゃいます。一方奥さまは「手で触れずに開閉できるのは、いいですね」とのことでした。
フルリフォームで明るく、使いやすくなった洗面室
新しくなった洗面化粧台に、「以前のものと同じサイズなのに、洗面ボウルは大きくなってキャビネットに収納できるものも増えて、びっくりしました。大変満足しています」と奥さま。全体をすっきりと白くまとめて、明るい洗面室になりました。
リフォームの途中経過の様子
解体後、界壁部分の養生。雨仕舞と外壁再仕上げの工程を打合せして管理を行いました。
お客さまの声
東京都杉並区にお住まいのO様
細田工務店に決めるまでは、色々なことを検討していて時間がかかってしまいました。決まった後は担当の方がてきぱきと進めてくれたので、ありがたかったです。減築にあたって、「階段の位置は変えない」「玄関は新設」という2点が最初からの条件でしたが、そのために間取りを変えたくても構造上動かせない壁や建築条件もあり、なかなか難しいものだと思いました。そのため、2階については妥協しなくてはいけない部分がありましたが、1階は100点満点の出来栄えです。
わたしがお手伝いしました
担当:布施 忠明
減築後の住居部分について、お客さまが住みやすく、また使い勝手の良い空間イメージを考えながらプラン打合せをおこない、ご提案させていただきました。カラースキムなどは、お客さまの明確なイメージがのご指示もありまして、工事もスムーズに進みました。寒い季節にご夫婦に現地でのお打合せにご協力いただき、本当にありがとうございました。