Works
東京都杉並区
Y様邸
2005年にご購入の建売住宅にお住まいだったY様ご家族。
2年ほど前、お隣の方から「この土地を売却することになりましたが、購入しませんか」とのご相談がありました。
お隣の土地を購入することで、少し奥まったところにあるY様の土地の接道部分が広くなることや、日頃お世話になっているご近所の方の後押しがあったことなどから、ご夫婦はそのお申し出をお受けすることに。ご購入の時点では、土地の使い道を決めていらっしゃらなかったそうです。
「当時住んでいた家は築13年でしたから、建て直すことは考えていませんでした。また、買い増しをした土地はそれほど広くなかったので、増築のように別棟を建てようか、親に住んでもらうための小さめの住宅を建てようか、それとも賃貸にしようか……という感じでした。2年後に消費税の増税が予定されていたので、何をするにしても時間があまりなく、まずは相談してみようと思い、いくつかの会社に資料請求をしました」とご主人。細田工務店をご採用いただいた理由について、奥さまは「資料請求後、最初に連絡をいただいたのが細田工務店でした。その後、他社さんともやり取りをしましたが、色々と連絡などのタイミングがよかったのが細田工務店だったこと、日頃、本社社屋を目にしている地元の工務店ということで安心感があったことから、自然な流れでお願いすることになりました」とおっしゃいます。
Y様のお考えやご要望などをお伺いして、細田工務店からは、買い増しをした土地に別棟を建てて当時お住まいだった家とつなぐ『増築案』と、当時お住まいだった家を取り壊して更地にし、買い増しをした土地を加えた新たな敷地に新たな家を建てる『建て替え案』の二つのプランをご提案させていただきました。「当時住んでいた家は老朽化していたというわけでもないので、増築か建て替えかについては最後まで話し合いました。最終的に、税金に関すること、工事期間中は近所にある実家に仮住まいさせてもらえることなど、諸々の条件がそろっていたこと、そして細田工務店のプランに納得できたことから、このタイミングで建て替えようということになりました。賃貸部分の併設についても、プランや規模などを含めて色々と相談させていただきました」とご夫婦はおっしゃいます。
新居のプランについては「当時は建て替えるつもりではなかったので、こんな家にしたい、という明確なイメージを持っていませんでしたが、今住んでいる家がこうだから新しい家はこうしたい、という要望として、『暖かくしたい』『洗面所を広くしたい』『玄関を広くしたい』という3点をお伝えしました」とのこと。そして「打ち合わせが進んでいく中で案内していただいた浜田山モデルハウスは、とても印象的でしたね。水回りの設備については、営業の関根さんと一緒にメーカーさんのショールームへ足を運び、楽しみながら選びました。一番気に入っているのは、やはりキッチンです。Miele(ミーレ)の大型食器洗い乾燥機をビルトインすることができて、とても満足しています」と奥さまはおっしゃいます。ご主人は「増築か建て替えるかで最後まで悩みましたが、同じ場所に建つ家でありながら以前より快適で利便性の高い住まいになり、建て替えてよかったと思っています」とお話ししてくださいました。
木目調+石調の組み合わせに3連の縦辷(たてすべ)り窓が、洗練された印象を与える外観。色をお決めになったご主人は「私道の突き当りなので、白い外観では逆に目立ってしまう気がしました」とおっしゃいます。
外壁と同系色で揃えた扉は、重厚感のある玄関を演出しています。
奥の賃貸部分は外壁を白にすることで、明るい印象にしています。
クロス・建具ともに白を基調とした、明るく広い玄関。「傘立てや長靴もしまいたかったので、玄関の収納はシューズインクロークにしてもらいました」と奥さま。
一面の壁に、木目調の外壁と合わせるように木目柄のエコカラットを貼り、その中に姿見を埋め込んでいます。ご友人の家を参考にされた、奥さまのアイデアです。
「以前の家は洗面所がとても狭くて不便だったので、広く大きく設計していただきました」と奥さま。幅1,650㎜の洗面カウンターは、収納も十分です。
「洗面カウンターとミラーキャビネットの間は、水はねの跡が目立つのでタイルにしました」と奥さま。
広々とした1618サイズの浴室。壁の色は、緑色が大好きだとおっしゃるお子さまがお選びになりました。「選んだ時は奇抜かなとも思いましたが、暮らしてみると違和感はなく、この色にしてよかったと思いました」とご主人。
洗面脱衣室で少しでも暖かくお過ごしいただければとご提案した、パネルヒータータイプのタオルウォーマー。「子供たちは暖かいタオルに喜んでいます。以前の家は洗面所がとにかく寒かったこともあり、タオルだけでも暖かければ、と思い細田工務店からの提案で設置しましたが、タオルだけでなく空気もほんのり暖かくて、満足しています」とご主人。
吹き抜けを採用した、明るいLDK。「気密性が高いからか、朝早く起きた時や、日中外出して夕方帰宅した時でも、この部屋に入ると暖かく感じます。樹脂サッシで結露もないので快適です」と奥さま。「照明をたくさんつけて、明るくしたい」というご主人のご要望に、後からでも照明器具を追加できるよう、ライティングレールを設置しています。
「無垢の床材は考えていませんでしたが、細田工務店からの提案で採用しました。持っていた家具とも合いますし、なにより足ざわりがよいので満足しています」とご主人。キッチン上のソライオは「収納してあるおもちゃで遊ぶ子供たちとコミュニケーションを取りやすいよう、可能な限り開口部を設けてオープンにしてもらいました」と奥さま。
ブルーのグラデーションが目を惹くリズミカルな梯子は、佐賀県の鉄工所で作られているものをご夫婦でお選びになりました。「ソライオとLDを梯子で行き来することができたら楽しいと思ったんです」とご主人。お子さま方は、常にこの梯子を使って昇り降りしていらっしゃるそうです。
「打ち合わせを重ねる中で、スタディカウンターがあると便利かなと思い、設計してもらいました。子供部屋をふたつに分けるまでは、ここが学習机ですね。勉強用の手元灯もつけてもらいました」とご主人。
「キッチンには吊戸棚を付けず、オープンなペニンシュラタイプを希望しました」と奥さま。ご主人は「フィオレストーンのキッチンカウンターは、キラキラしているのがどうかなと思っていましたが、実際に使ってみるととてもよいですね」とおっしゃいます。
扉とカウンターの色をダークでまとめたキッチンに、奥さまは「スッキリ落ち着いていてよいですね。とても気に入っています。このキッチンを選んでよかったです」とおっしゃいます。
「仕上がりに満足しているキッチンの中でも一番気に入っているのは、なんといってもMiele(ミーレ)の大型食器洗い乾燥機です。一日分の食器を入れておいて、夜一回動かしています。お鍋も洗えて、本当に便利です」と奥さま。
将来的に、壁で仕切って2部屋にできる子供部屋。その際、それぞれの部屋で使えるように、出入り口とクローゼットを2か所に分けて設置しています。
「当初の設計図面では手洗いカウンターがトイレの外にありました。トイレ内を広々とした空間にしたかったので、手洗いカウンターを中に入れていただきました」と奥さま。エコカラットのテクスチャーと、ご主人がお選びになったネイビーのクロスで落ち着いた空間に仕上がっています。
メーターモジュールを採用した、ゆったりとした階段室。
「以前はリビングで遊ぶしかなかったので、常におもちゃが散らかっていました。おもちゃをソライオに置いたことで、リビングが散らからなくなりました」と奥さま。
LDを見渡すことができるソライオからの眺め。可能な限り壁や天井をなくして、家族の存在を感じることができる一体感のある空間にしました。
1階には、タイプの異なる2戸の賃貸住居が併設されています。
こんな新居にしたい、という要望として営業の関根さんへは『暖かくしたい』『洗面所を広くしたい』『玄関を広くしたい』とお伝えしましたが、想像していた以上の仕上がりにとても満足しています。気密性・断熱性がとても高く、エアコンは短時間の使用で十分ですし、窓を閉めている時の室内はとても静かです。サッシの結露もなく、以前と同じ場所とは思えないほどの快適さです。色々と相談に乗っていただき、ありがとうございました。