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家族構成
ご主人・奥さま
延床面積
82.00m²(24.81坪)
敷地面積
48.75m²(14.75坪)

大震災を機にご実家を建替え。限られた敷地に明るい3階建てを実現

ダイニングキッチンから眺めたリビング。
ダイニングキッチンから眺めたリビング。

大きな窓と、壁を筋かいだけにし、階段室の手すりを華奢にしたことにより、I様ご夫妻のご希望通り、明るくて開放感のある空間となっています。

東日本大震災を機に実家の建替えを

I様ご夫妻のお住まいは、以前は築40年以上という3階建てのご主人のご実家でした。ご両親とお姉さまがお住まいでしたが、2011年の東日本大震災を機に建替えることになりました。建替えを検討された際に、別の場所にお住まいだったI様ご夫妻のご新居にすることになったのだそうです。

細田工務店にご依頼いただいた決め手は、I様ご夫妻のご希望にもっとも近いプランの提案でした。制約の多い都内ならではの敷地で、きめ細やかな提案をさせていただきました。また、ご祖父のお住まいのリフォームも手がけていたご縁もありましたし、近隣に細田工務店が手がけたお宅が多く、定評がお耳に入っていたそうです。

視界の抜けるオープンな部屋

I様ご夫妻のご希望は、明るくて開放感のある3階建てでした。「設計のことがよく分からなかったので、曖昧なリクエストしかできなかったんです」と奥さま。ご希望は「視界が抜けるオープンな部屋」です。ご主人のお仕事柄、地下の防音室も必要でした。

敷地はわずか48.75m²。セットバック、道路斜線の規制など制約が山積みでした。地下には40年前に打った杭があり、厳しい条件の中、解体作業から、設計部門、工事部門が全力でI様ご夫妻のご希望の実現に向け動き出しました。

ご夫妻がこだわったオープンなスペースは2階となりました。空間を広く見せるため、ダイニングキッチンとリビングの間は壁ではなく表し(あらわし)の柱と筋かいで仕切りました。天井の火打ちとともに、耐震という実用性とデザイン性を兼ね備えています。ご主人が「リビングから筋かい越しにキッチンが見える眺めが好き」とおっしゃるほど、インテリアに馴染んでいるのです。

窓を工夫し、機能的なダイニングキッチンを実現

リビングは、照明にダウンライトを採用することにより、天井を高く見せています。南面の大きな壁を上手く利用した明かり取りの窓から差し込む光で、昼間は照明が不要です。

北側の壁の高さは140cmしかありません。I様ご夫妻は設計図をご覧になったときに、140cmという数字に驚かれたそうです。ところが、実際にダイニングテーブルを置いたところとても落ち着くとのことで、「むしろよかった」とおっしゃっていただきました。その140cmの壁には、横に細長い窓があり、空間に明るさと広がりをもたらしてくれます。また、システムキッチンをL字型に配置したことにより、機能的で充実したキッチンになっています。

半地下となったご主人の仕事部屋は、専門業者による防音工事が施され、ご近所を気にすることなくお仕事に集中できる空間となりました。ご主人のお気に入りのはめ込み窓はちょっとしたディスプレイスペースとなっていて、天使の人形たちがお仕事中のご主人を見守っています。半地下にあるもう1室は、将来お子さまを授かったときに、使い方を工夫できるゆとりの空間です。

優先順位を決めたプランづくりで大満足の住まいが完成

すべてのご希望がかなったわけではありませんが、駐車場や広いベランダ、収納の代わりに、広くて明るい室内を実現しました。浴室も、洗面スペースを削ることで、足を伸ばすことができるほど大きなバスタブを入れることができました。ご主人には「人生でもっとも大きなバスタブ!」と喜んでいただいています。

「無理なものはスパッと諦めて、優先順位を付けました。結果は大満足です」とおっしゃるI様ご夫妻。お二人の素敵な笑顔に、さらに輝きを添えることができました。


ギャラリー

お客さまの声

東京都杉並区にお住まいのI様
東京都杉並区にお住まいのI様

分からないことを説明してくださり、とても親身になっていただいたことで信頼することができました。設計で見せていただいたときよりも、本物の家が圧倒的に素敵でした!

わたしがお手伝いしました

営業担当 黛 剛規
営業担当 黛 剛規

都内の立地でしたので規制が多く、条件が厳しかったものの、設計部門、工事部門の技術と根気で、いただいたイメージを形にできました。喜んでいただけたことが何よりです。

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