Works
東京都杉並区
M様邸
ご結婚前から、杉並区内の賃貸マンションで1匹の猫と一緒に暮らしていらっしゃったお二人。入籍を機に、マイホームを持とうとお考えになりました。ご夫婦それぞれの通勤の便を考え、マイホームは杉並区内の井の頭線、中央線、丸の内線を利用しやすい場所に、とご検討を始められたそうです。
分譲住宅で住まいを検討されていたご夫婦は、最初から細田工務店に決めていたわけではなく、他の住宅会社の物件にも足を運ばれていました。最終的に細田工務店をお選びになった理由について、奥さまは「他社さんでは、モデルハウスを見学に行くと、あっという間に何千万円のローンを組む話になるんです。それが細田工務店では、まずファイナンシャルプランナーと面談をして資金計画を立てることを勧められて。その時お話を伺っていた担当の方が、細田工務店は杉並で長く仕事をしているので、購入していただいた家がすぐに売りに出されるようなことになるととても残念なんです、とおっしゃっていたのがとても印象的で、誠実だなと思いました」とお話ししてくださいました。
建築関係のお仕事をされている奥さまは、「仕事で細田工務店の方と接する事もありますが、日頃から仕事ぶりがとても誠実で、信頼感がありました」ともおっしゃいます。ご夫婦が細田工務店の分譲住宅を見学に訪れた際、建築中の現場で働いていた職人や道案内をしていた担当者の様子、降雪時すぐに除雪していたことなどからも誠実さが感じられ、好印象を持たれたそうです。
また、木造軸組み工法であることも、選んだ理由のひとつだったとおっしゃいます。「先々、夫婦が歳をとった時や、お互いの両親と同居することになった時など、色々な要因でリフォームする必要が生じた際に、木造軸組み工法なら対応の範囲も広いと思いますし、公共の補助金も利用できるので」とのことでした。
細田工務店の家を購入しようと決めたものの、見学した分譲地にはご夫婦ふたりの暮らしにフィットする間取りの住宅がありませんでした。そこで、浜田山モデルハウスへ足を運び、注文住宅を検討することに。「浜田山モデルハウスは目の前に線路があるのに、とにかく静かなことに驚きました。そこで、サッシの防音について説明していただいたんです。今のこの家は近くにグラウンドがあって、休日もスポーツなどが行われていると思うんですが、とても静かに過ごせています。他にも浜田山モデルハウスには気に入った部分が多くあったので、プランに取り入れてもらうことにしました」とご夫婦はおっしゃいます。
今回、細田工務店では建設地探しもお手伝いさせていただきました。「全部で20か所近く案内していただいたと思います」と奥さま。その中から、この場所を選ばれた理由について伺うと「ここを案内してくれた担当の渡辺さんが、土地の前に立っていた2本の木に目を止めて、これ、桜の木ですよね、とおっしゃったんです。案内していただいたのは2月でしたが、春は家の前に桜が咲く、それがここに決めた理由です」とのこと。他には、土地の東側と南側が開けていることや、最寄駅から近いことなども。翌3月には土地をご契約になり、4~5月にかけてプランの打ち合わせを行い、6月には地鎮祭と、建設地が決まってからはとんとん拍子で進んでいきました。そして、初めてここを訪れた時に思い描いた通り、今年の春は2階のリビングから猫と一緒に桜を眺め、時にはご友人を招いてのお花見も楽しまれたそうです。
白を基調に、ブラウンの濃淡でシックにまとめた外観。
建蔽率が低く設定された風致地区のため、エントランスは広々としています。
寝室の掃出しと連なる、広々としたタイル仕上げの玄関デッキ。
たくさんの植栽が並ぶ庭のお手入れも、休日の楽しみだそうです。
大きく育って緑豊かにお庭を彩り、春にはその先に見える桜との競演が今から楽しみです。
収納力の高い玄関収納で、すっきりと片付いた玄関。「収納と床との間に空間があるので、使い方が広がりますね」と奥さま。
帰宅後すぐに手洗いができるよう、玄関を入ったところに手洗いカウンターを設置。足元は猫用の水飲み場に。
切り物が出ないよう、割り付けにこだわって仕上げたモザイクタイルの壁面は、ご主人がデザインされました。
「小さな空間なので、ホワイト系でまとめるのではなく遊んでみたかった」とおっしゃるご主人が選ばれた、シックで落ち着いた印象の浴室。洗面室について、「洗面台の収納力が高くすっきり片付きます」と奥さま。
ご主人が、油絵などの創作活動に使用されるアトリエ。絵を掛けられるよう壁の下地を補強しています。
絵を描くためのアトリエは、南側の窓を小さく、そして照明にもこだわっています。
シックなカラーでまとめられた寝室は、ご主人のコーディネート。掃出し窓の前は、庭を眺めながら日向ぼっこをする、猫のための特等席です。
「照明の手元スイッチのカバーは、設計の方が壁と色を合わせてくださいました。白より良いですね。とても静かですし、引っ越してからとても良く眠れています」と奥さま。
寝室のドアには、猫が自由に行き来できるようペットドアを設置しています。
天井、壁、床の色にこだわったトイレ空間。標準仕様のトイレ収納棚は取り付けず、空間に馴染む収納ラックを置いていらっしゃいます。
当初の提案では収納だったトイレ前、階段下のスペースは猫用のトイレスペースに。砂が散らからないよう、敷物などで工夫されています。
ペニンシュラタイプのオープンキッチンで一体感のある空間に仕上げた、2階ダイニングキッチン。ブラックチェリーを中心にしたダークカラーで、空間全体を落ち着いたトーンにまとめています。テーブル奥の収納は浜田山モデルハウスの仕様を参考にされました。
「私の背が高いので、キッチンのカウンターを高くしてもらいました。サービスバルコニーの前に設けたパントリーは小さなスペースですがとても便利なんですよ」と奥さま。
キッチンからベランダまでの動線上には階段と、リビングに隣接した家事スペースがあります。ベランダからの光を取り込む木の格子が印象的な階段は「料理中に腰かけてひと休みしたり、ふたりで会話を楽しんだりしています。意外な使い道でした」と奥さま。
ご主人がお選びになったクロスの大胆なデザインが印象的なリビング。「無垢の床は優しくて暖かいですね。冬の間も、裸足で過ごせました」と奥さま。春は窓の外いっぱいに桜の花があふれます。高窓の下には、火打梁を利用したキャットウォークを設けました。壁の後、キッチンからベランダへの動線上に家事スペースがあります。洗濯物の室内干しもできますが「来客時のコート掛けに便利でした。ちょっとしたこういうスペースはとても使いやすいですね」と奥さま。
ご主人が製作された猫をモチーフにしたステンドグラスから青や黄色の光が差し込む、1階と2階をつなぐ階段室。「午後になると階段全体に光が広がって綺麗なんです。」とご主人。
「居室としても使えそうなくらい広いですね」と奥さま。「荷物を持って出入りするので、手すりのついた階段は安心です」とのこと。ご主人のギャラリーとしてもご利用されています。
2階とソライオをつなぐ階段室には高窓と天窓を設けて、採光・通気にも気を配りました。
分譲ではなかなか思うような間取りがなく、途中から注文住宅を検討することになりましたが、その際に見学した浜田山モデルハウスのプランや設備など、注文住宅ならではの仕様がとても気に入りました。そのエッセンスを十分に取り入れることができ、この土地にも、家の間取りにも、本当に満足しています。設計担当の方が、女性ならではの視点で細かいところまでよく気がついて下さったことも、とてもありがたかったです。どうもありがとうございました。
ご一緒に土地巡りをした時が懐かしいです。私が密かにいいと思っていた土地を気に入っていただけた時に、強いご縁を感じました!細田工務店に全面的にお寄せいただいた信頼が大変に励みになりました。ありがとうございます!