細田工務店公式ブログ

こんにちは、細田工務店です☆

今回は、築35年の木造住宅をリフォームされた
O様の事例をご紹介します。

20年ほど前、交通の便もよく日常の買い物にも便利な立地を気に入られてご購入された、当時築15年の家。杉並の静かな住宅地に建つ、グルニエ(屋根裏部屋)のあるお住まいです。

今回のリフォームにあたってO様が最初に行ったことは、「10年後はこう暮らしたい、20年後はこう暮らしたい、退職後にはこんなふうに暮らしたい」という、未来の暮らしの計画でした。そして、そのために住まいをどうしておきたいかを考え、書き出していらっしゃいました。

リビングイン階段
リビングイン階段

現状から改善したいこととして上位に挙げていらっしゃったのが、階段勾配のキツさと家の中の寒さでした。そこで、玄関ホールにあった階段の上り口をリビングの中に移動してリビングイン階段とし、段数を1段増やすことで蹴上高さを低くして急な勾配を解消すると同時に、2階の寝室と1階のLDK・トイレをつなぐ動線が短くなるプランをご提案しました。

断熱については、布基礎だった床下一面にコンクリートを敷設して断熱材を装填することで足元からの冷えを解消し、壁についても断熱材を入れ、二重サッシや断熱サッシを採用するなどして断熱性能をアップさせました。

LDK
LDK

また、強度に不安を感じていらっしゃったLDKのコーナー出窓は撤去して、壁をはさんだふたつの窓とし、雨漏りが心配だとおっしゃるバルコニーも撤去して、屋根は全体をカバー工法で新しく仕上げました。
「リフォーム後は住まいの中がとても暖かくなり、エアコンの設定温度も低くてすむようになりました。ランニングコストやメンテナンスコストは最低限で済むようにと、建物自体の性能を上げる部分に費用をかけたことは正解でした」とお話しくださいました。

外観・玄関
外観・玄関

外観は近隣とのバランスを考え、塗装にはこれまでとほぼ同じ色をお選びになりました。
玄関ドアは新しくして、玄関の上にあった2階バルコニーを撤去、屋根はカバー工法できれいになりました。建付けが悪くなっていた門扉は撤去しました。
また玄関ホールは、ダークブラウンだった玄関扉をライトブラウンにしたことで明るい印象になりました。

キッチン
キッチン

L型だったキッチンは、I型に変更しました。奥さまが「最初は白にしようと思っていましたが、殺風景になりそうだったのでさわやかなこの色を選びました」とおっしゃる淡いペパーミントグリーンの扉が、LDKのアクセントになっています。
「以前はキッチン部分の床がLDより一段下がっていてホコリがたまりやすく、掃除もしづらかったのですが、段差をなくしたことで掃除も移動も、とても楽になりました」と奥さま。

カウンター
カウンター

こちらは2階。ベランダを撤去し、和室に洗濯物を干すスペースを設けました。階段の形状が変わったことでできてしまう段差をカウンターにしました。
「ものを置くのに案外使いやすいカウンターです。グルニエとの行き来もしやすくなりました」と奥さま。

【担当の熊澤康二から】
「ご夫婦でこれからの生活を考えたリフォームプランを準備されていたので、プラン打ち合わせはとてもスムーズに進めることができ、明るい、暖かい、動線のとれたプランをご提案することができました。O様に喜んでいただけたことが、なによりも嬉しく思います」

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