二世帯をゆるやかにつなぐ、バリアフリーの明るい住まい

二世帯をゆるやかにつなぐ、バリアフリーの明るい住まい
二世帯をゆるやかにつなぐ、バリアフリーの明るい住まい

家族構成
お父さま・ご主人・奥さま・お子さま2人
延床面積
200.19m²(60.55坪)
敷地面積
366.79m²(110.95坪)

二世帯を緩やかにつなぐバリアフリー住宅

二世帯でもまとまりのあるデザイン
二世帯でもまとまりのあるデザイン

向かって右側が二階建てのM様宅(3LDK+下屋裏収納)、左側が平屋のお父さま宅(2LDK)です。モザイクタイルをあしらって統一感を出しました。

独立した二世帯を緩やかにつなぐ工夫

M様ご一家と細田工務店とのお付き合いは、ご主人のお父さまから始まっています。代々、杉並の地にお住まいになっているM様ご一家ではお父さまが数年前より、将来の相続に向けて不動産の整理を進められていました。その不動産の売却を当社にご依頼いただき、次いでご主人の妹さん宅の新築をご発注いただいたのです。ご主人はこの時のご様子について「父がぜひ細田工務店にと。土地の売却と家の新築を一括して引き受けてもらえて、安心感のある地元企業にお願いしたいみたいでした」とおっしゃいます。長く地元・杉並で仕事をされておられたお父さまだからこそ、杉並の街に根ざした当社をご指名してくださったようです。

住まいづくりのコンセプトは「高齢者に優しい二世帯住宅」。当初より代々住み継いでいける二世帯プランをご希望され、玄関が二つある左右同居タイプをベースに打ち合わせが始まりました。しかし、それぞれの世帯の独立性を持たせていても、どこかで二世帯が行き来できる空間が必要だと考えたご主人は設計担当者に相談。当社ではお父さま宅のシューズインクロークを通り抜けられるようにするご提案をさせていただきました。シューズインクロークは車椅子の寸法を基準にしてあるので、車椅子を広げたまま引き戸を開ければスムーズに行き来が可能。わざわざ表に出てお互いの玄関を行き来する必要もなく雨の日にも安心です。

バリアフリーに配慮した明るい住まい

ご主人は「父が住んでいた実家は古いつくりで、段差も多く高齢者には暮らしにくい家でした。そして、私たちの住まいの方は樹木に隠れて陽が入らず暗らかったのです。ですから、一番に望んだのは、誰にでも優しく明るい住まいでした。」とおっしゃいます。採光に関しては、日差しがいっぱい入るようにリビングには可能な限り大きい開口部を設け、玄関の吹き抜けには明かり採りの丸窓を設けました。無垢材のフローリングや建具には明るいトーンのものを選び、外観もクリームやベージュを基調とした柔らかなカラーリングに仕上げました。バリアフリーに関しては、親世帯の方はすべて引き戸とし、玄関には手すりや腰掛け、アプローチから続くスロープを設けるなどして、お父さまの負担が少なくするように配慮しました。

また、奥さまの「収納を多くして欲しい」とのご要望に応えて、各居室のクロゼットに加え、玄関にはコートや自転車まで置けるウォークスルークロゼット、キッチンパントリーなど十分な収納を設置。さらに、2階には約12畳の下屋裏収納をご提案させていただきました。広々とした下屋裏収納には「古い雛人形や季節家電など収納場所に迷ったものはとりあえずここに入れて、後で整理しています」と奥さま。下屋裏収納にはお父さま宅の吹き抜け側に開口を設け、天窓の明かりを取り込むようにしています。お父さまがご在宅時には、その開口部から話し声やテレビの音などが伝わってくるので、お父さまのご様子をうかがい知ることができるので安心とのこと。

ところで今回はM様ご夫妻にとって2回目の新築ということですが、ご家族の中で細田工務店はどんな印象だったのでしょうか?「旧宅は別のハウスメーカーで建てていただいたのですが、その時と比べて細田さんの家づくりはこんなに打ち合わせ回数が多いのかと話していました。それに自分は気づかないところも細かくチェックしてくれるので、とてもやりやすかったですよ」とご満足いただけたようでした。これからも大切に住み続けていただけるよう、M様ご一家の住まいを次世代までサポートさせていただければ光栄です。


ギャラリー

お客さまの声

東京都杉並区にお住まいのM様
東京都杉並区にお住まいのM様

営業と設計のお二人が女性の方で安心して相談できました。気づかない細かいところもチェックしていただいて、大変に助かりました。