住まいのお手入れガイド

玄関ドア:イメージ
玄関ドア:イメージ
玄関ドア、アルミサッシ、雨戸・網戸などの外部建具。
うっかり放っておくと、意外とホコリや汚れが目立ってしまいます。

つねに屋外の風雨にさらされているため、汚れがひどくならないうちに、こまめに掃除することが大切です。サッシのガラスがきれいだと、お部屋も明るく気持ちがよいですよね。

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季節や天候に合わせて掃除やお手入れを

風が吹く季節や雨が降った後など、そのつど気を付けてまめに掃除やお手入れをしておくことで、きれいに長持ちさせることができます。

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掃除の際に点検も行うことを習慣に

毎日のように使用する建具は、少しずつ負担がかかり、滑らかに開閉しなくなるなど、不具合が起こることもあります。掃除の時に、おかしいかな?と気が付いたら、早めに調整・補修をしておきましょう。

玄関ドアのお手入れ
ケース1

玄関ドアのお手入れ

屋外に面しているため、ホコリや汚れがつきやすい部位です。放っておくと損傷の原因になりますので、こまめに掃除しましょう。

起こりうる不具合
開閉不良、すき間、腐食、付属金具の異常

日常のお手入れ

木製ドア
  • ドアについたホコリや汚れは、週1回程度、柔らかい布でから拭きしましょう。
アルミ製・鋼製ドア
  • 中性洗剤を薄めたぬるま湯に浸した柔らかい布やスポンジで汚れを落とし、後で水拭きしましょう。表面を傷つけるような研磨剤の使用は避けてください。
引戸・格子戸
  • レールに砂や小石がたまると戸の開閉に支障をきたしますので、日頃よりきれいにしておきましょう。格子戸の格子の隅や溝の掃除には専用のブラシ(使い古しの歯ブラシでも可)を用意しておくと便利です。
【ご注意】

ドアに重いものを下げると、その重みでドアがきしみ、丁番を壊す原因になります。また、ドアの下に板や紙などをはさむと、無理にドアを持ち上げる力が加わり、丁番やドアクローザを傷めます。

アルミサッシのお手入れ
ケース2

アルミサッシのお手入れ

一見丈夫で美しく見える表面も、外気や雨にさらされ、かなりの汚れが付着しています。放っておくと、腐食の原因となりますので、汚れは早めに落とし、美しさを長く保ちましょう。

起こりうる不具合
開閉不良、すき間、腐食、 シーリングの劣化による雨漏り、付属金具の異常

日常のお手入れ

ガラス
  • 掃除の時にホコリをよく取り、月に1回程度、中性洗剤で拭き、後でから拭きをしましょう。
アルミ窓枠
  • アルミは傷つきやすいので、はたき掛けをした後に雑巾で軽く拭いてください。
  • 汚れが目立ってきたら、中性洗剤をつけたスポンジで拭き取り、十分な水洗いをした後、乾いた布で水分を拭き取ってください。
  • 研磨剤やアルカリ性、酸性、塩素系の洗剤などは、傷や変色の原因になりますので使用しないでください。
レール部
  • 砂やホコリがたまると開閉に支障をきたしますので、いつもきれいにしておきましょう。
  • 溝の掃除には、掃除機を利用するとともに、専用のブラシ(使い古しの歯ブラシでも可)を用意しておくと便利です。
  • 時々、戸車を掃除し、油を差すか、市販の潤滑油を吹き付けておくと開閉をスムースに行えます。傷により腐食してサビが出た場合は、台所用クレンザー・市販のステンレス用清掃薬剤で落としましょう。
雨戸・網戸のお手入れ
ケース3

雨戸・網戸のお手入れ

敷居に砂やゴミがたまると開閉に支障をきたしますので、時々掃除をしましょう。汚れがひどい時は、中性洗剤を上手に使用しましょう。

起こりうる不具合
さび、建付不良、腐朽

日常のお手入れ

雨戸
  • 汚れがひどい時は、中性洗剤を薄めた液で拭いた後、水拭きします。
  • 海岸地域などでは、海水の塩分の影響でさびが発生しやすいので、金属製の雨戸を使っている場合には、日頃よりこまめに表面をから拭きしましょう。
網戸
  • 普段ははたき掛けしてゴミやホコリを落としましょう。さらに、網戸の片側に紙(古新聞や段ボールなど)を当て、反対側から掃除機をかけると、ホコリを簡単に吸い取れます。
  • 可動式の網戸を掃除する時は、網戸を外して、広い平らな場所で網戸を横にして水洗いをすると汚れがよく落ちます。
  • 汚れがひどい時は、中性洗剤を薄めた液を用い、ブラシ、スポンジなどで網の両面からたたくようにして拭くと簡単に汚れが落とせますので、最後に水洗いし陰干ししましょう。
  • 網の部分を雑巾などでゴシゴシ拭くと、網の張りがなくなり、伸びてしまいます。網戸を拭く時には、網が伸びてたわまない程度の力で行いましょう。
折りたたみ式の網戸
  • 最近、アコーディオン式に開閉する折りたたみ式の網戸が使われることが多くなっています。このタイプの網戸は、必要な時だけ網戸を引き出して使用し、使用しない時は、コンパクトに収納することができるので、網の劣化を防ぎ、長持ちするだけでなく、汚れも少なくて済みます。
  • お手入れは、柔らかい刷毛などでホコリを取り掃除機で吸い取るか、片面に紙を当て反対側から柔らかい刷毛で上から下へ動かすと、網を傷めずにお手入れできます。
  • 油汚れがついてしまったら、片面に新聞紙を貼って、反対側から霧吹きなどで中性洗剤を薄めた液をスプレーして、少し時間を置いてから水をスプレーします。
  • また、スチームで汚れを落とす方法も劣化を早めるので避けましょう。
シャッター
  • 表面に付いたゴミ・ホコリ・砂・雨水などは、しみ、腐食、作動不良などの原因になりますので定期的に掃除しましょう。
  • 下部の水切り部やガイドレール内部はつねに清掃し、異物などがないようにしましょう。異物があると作動不良や破損することがあるので注意しましょう。
  • 雨天後はシャッターを上げると水滴がシャッター内面まで付着します。シャッターボックス内は通気が良くないこともあり乾燥しづらいので、シャッターを一度下げて内外面をよく拭きましょう。

ワンポイントアドバイス

外部建具、サッシ・雨戸・シャッターは毎日必ず開け閉めをして使うところです。使用頻度も多い分お手入れもとても大切になります。ちょっとしたコツで調整できるものが多いのですが、慣れていないと、調整や補修はなかなか難しいとこでもあります。自分では難しいかなと思ったら、遠慮なく当社にご相談ください。