資金計画 イメージ
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住まいづくりでは、思わぬ出費が発生することがあります。お手持ちの資金にはゆとりを持って、ライフスタイルの変化を考えた返済計画を立てることが大切です。また、契約から引渡しまでにどんな費用が発生するかも把握しておきましょう。

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5年先10年先を具体的に考えてみましょう

資金計画を立てる時には、将来予想される支出や、収入の増減を考慮します。例えば、お子さまの成長につれて、受験や塾代といった教育費がかかったり、親御さまの高齢化に伴い、介護費用が発生するかもしれません。でも、漠然と「将来お金がかかる」と心配するのでなく、受験費用や入学金などを具体的に試算し、必要になりそうな時期や金額を把握して、資金計画を立てていくことが大切です。わからないことがあれば、ライフプランナーに相談してみるのもよいでしょう。

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建築に充てられる資金を試算しましょう

ローンはなるべく減らしたいですね。でも、貯蓄をすべて支払いに充てることはおすすめできません。手持ちの資金は、不測の事態に備え、ゆとりを残しておきたいものです。
予定外の出費で一番多いのが、見積もり段階ではわからない地盤改良のための費用です。また、外構工事は後回しになりやすいですが、隣との境界や、視線の目隠しのための植栽など、建物を建ててから必要性を感じるものも出てきます。そのようなことに対応するためにも、余力を残した頭金でローンを上手に使うことをおすすめします。

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支払い時期について確認しておきましょう

建築の依頼先を決めた後、段階に応じて支払いが発生します。事前に支払う時期や方法を確認しておきましょう。
支払いの段階としては、敷地・地盤調査や依頼先決定時、契約時、着工時、上棟時、竣工時などがあります。また、建築費以外にも、工事請負契約時に印紙税、竣工時に消費税と登録免許税、入居時に不動産取得税がかかります。最も高いものは消費税で、工事費が仮に2,500万円だとすると125万円かかります。そのあたりも併せて確認しておくとよいでしょう。

支払い時期の確認 イメージ

詳しくは、こちらをご覧ください。

  • よくあるご質問

    資金計画について知る
    Q
    地盤改良工事をすることになった場合、どのくらいかかりますか?
    A
    地盤調査にはおおよそ5万円程度、改良工事は地盤の強度にもよりますが、数十万~場合により数百万円かかることもあります。予算オーバーを招くことにもなりかねないので、早い段階で地盤調査はしっかりやりたいものです。
    株式会社リクルート発表の資料によりますと、地盤改良工事を行った人の平均工事額は61.7万円となっています。資金計画の段階で余裕を持った費用をみておく必要がありそうです。
    Q
    引渡し後にかかる費用で、考えておかなければいけないものはありますか?
    A
    家が新しくなると、家具やインテリアも一新したくなりますし、家まわりや庭を整える費用もかかりますね。
    また、長期的にみると、メンテナンス費用が必要です。10~15年過ぎると、色々な部分が傷んでくるので、施工業者に診断をお願いするとよいでしょう。仮に屋根や外壁の防水性能が落ちると、構造部の劣化やカビの原因にもなるので、塗装工事が必要になります。一般的な費用額は100万円前後です。その他にも、給湯器や空調設備などが故障したり入れ替えたりする時期になります。戸建住宅ですと、マンションのような修繕費を積み立てるというシステムがありません。10~15年に1度は、まとまった費用が発生することを念頭におき、月1万円、10年で120万円程度を修繕準備金として、毎月貯金することをおすすめします。

担当からのひと言

注文住宅では、見積もり書作成段階ではわからない費用や、見積もりには含まれない費用が発生する可能性があることを視野に入れ、資金計画を立ててください。本体価格の2割位の資金を予備費として見込んだ上で、予算を決め、計画を立てることをおすすめします。